BTC/USDT

ビットコインは9月1日に下降トレンドラインを上抜けて、その上で取引を終えたが、これは短期的な調整局面が終了する可能性を示す最初の兆候だ。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20,576ドルにレジスタンスがあるが、強気派がこの価格以上に押し上げると、BTCは20日間指数平滑移動平均線(EMA、21,091ドル)に達する可能性がある。

強気派がこのハードルをクリアすれば、ネガティブな市場心理が弱まる可能性があり、この水準は注意すべき重要なポイントだ。その後、BTCは50日間単純移動平均線(SMA、22,318ドル)への上昇を試みる可能性がある。

逆に、BTC価格が20,576ドルもしくは20日間EMAから反落した場合、弱気派はBTCを重要なサポートゾーンである18,910ドル~18,626ドルまで沈めようと再び試みるだろう。強気派はこのゾーンで積極的に防衛することが予想される。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は8月31日に20日間EMA(1,616ドル)から下落に転じたが、ポジティブな兆候は強気派がヘッド&ショルダー(H&S)パターンのネックラインを下回ることを許さなかったことだ。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

ETHは9月1日にネックラインから反発し、50日間SMA(1,640ドル)まで上昇した。弱気派は50日間SMAと1,700ドルの間のゾーンで抵抗するだろうが、強気派がこの壁を突破した場合、ETHは勢いを取り戻す可能性がある。その後、ETHは1,848ドルまで上昇し、その後2,030ドルの強固なレジスタンスを再ぶ突破しようと試みるだろう。

逆に、直上のレジスタンスゾーンから下降に転じた場合、ETHは再びネックラインまで下落する恐れがある。このサポートを割り込むと、ETHは1,422ドル、さらに1,280ドルまで下落する可能性がある。H&Sのパターンターゲットは1050ドルだが、強気派は1280ドルのサポートを死守しようとするだろう。

XRP/USDT

XRPは8月28日以降、0.32ドルから0.34ドルの間で取引されている。このタイトなレンジ取引は、強気派と弱気派の間ので方向感が定まっていることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

下降する20日間EMA(0.34ドル)と39を下回るRSIは、弱気派が優勢であることを示唆している。価格が下降に転じ、0.32ドルを割り込むと、XRPは0.30ドルの重要なサポートまで下落する恐れがある。このサポートを下抜けた場合、XRPは下落トレンドを開始する可能性がある。

このネガティブな見方は、XRPが20日間EMAを上回れば、短期的には無効となるだろう。XRPはその後、50日間SMA(0.36ドル)まで上昇する可能性がある。このような動きは、XRPが0.30ドルから0.39ドルの間の値固めをしばらく続ける可能性を示唆している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要がある。市場データは、HitBTCから提供されている

 

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