メッセージアプリのテレグラムは、米国からのユーザー個人情報提供要求に対し、合計900件に対応した。その大半は、フランスでのパベル・デュロフCEOの逮捕後に発生した。
仮想通貨関連のプライバシーや匿名通貨関連ニュース

仮想通貨ビットコインの誕生に先駆け、その思想的土台となった米サイファーパンク運動の発起人の一人、エリック・ヒューズ (Eric Hughes) はその「サイファーパンク宣言」(1993年)の中で、「プライバシーは選択的に自己開示する力」と定義した。私的な事柄を秘密にしておく権利という受動的な意味合いではなく、個人が自由と独立の原則に基づいて積極的に生きるために不可欠な力であるという定義は当時広い共鳴を呼んだ。それから約15年後に誕生したビットコインを使った取引は、2019年時点でも、匿名性とプライバシー性能という点でまだ多くの課題を抱え、物理的な現金(キャッシュ)にはあるファンジビリティ(代替性、Fungibility)がないと言われる。ブロックチェーンが分散型の開かれた台帳であるということに加え、アドレスや取引等からIPアドレスを追跡することが可能だからだ。ビットコインによる取引の匿名性を高める技術や手法は存在するが、初心者にはまだまだ難易度が高い。ライトニング・ネットワーク(Lightning Network)、ダンデリオン(Dandelion)、ミンブルウィンブル(MimbleWimble)等の開発が進み実装されていくことで、仮想通貨・ビットコインのプライバシー性能は高まっていくと見られる。ちなみに複数国の金融規制当局は、資金洗浄に悪用されることを恐れ、プライバシー性向の高い仮想通貨(匿名通貨)の所有や取引を事実上禁止している。
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コインジョインといわれるビットコインのプライベート取引の利用が2022年以降3倍に増加した。これは、大口ビットコイン投資家(クジラ)が購入を加速させた結果だと仮想通貨分析企業クリプトクアントは指摘する。
2715 - ニュース
米国最大のビットコインATM運営会社の1つであるバイト・フェデラルが、5万8000人の顧客に影響を及ぼす可能性のある大規模なデータ漏洩に見舞われた。
2932 - ニュース
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、Web3ウォレット開発者に対し、プライバシーとセキュリティを向上させる機能の実装を求めた。
4329 - ニュース
サム・アルトマン氏が設立したデジタルIDプロジェクトであるワールドコインが、「ワールド」にリブランドし、新たにイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーン「ワールドチェーン」を発表した。
3954 - ニュース
ソーシャルメディア業界におけるプライバシーとコンテンツ管理に対する監視が強まる中、ブロックチェーンを活用した新たなメッセージングアプリ「Towns」が10月15日にローンチされた。
733 - ニュース
OpenAIのサム・アルトマンCEOが共同設立したデジタルIDプロジェクト「ワールドコイン」は、欧州からアジアやラテンアメリカ地域へのシフトを進めている。
4089 - ニュース
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韓国の個人情報保護委員会は、ワールドコイン財団およびその関連会社であるツールズ・フォー・ヒューマニティ(TFH)に対し、同国の個人情報保護法に違反したとして、11億ウォン(約1億2000万円)の罰金を科した。
3882 - ニュース
9月20日、謎の開発者グループがサムライウォレットのコードをハードフォークし、新しい「アシガルオープンソースプロジェクト」のもとで最初のモバイルウォレットバージョンをリリースした。
3378 - インタビュー
ブロックチェーン業界は、長年にわたりさまざまなセクターでの幅広い導入を目指してきた。金融や医療などの分野で進展を見せているが、まだ道半ばだ。EYのグローバルブロックチェーンリーダーであるポール・ブロディ氏は、企業での採用にはプライバシーが欠けている要素だと指摘する。
1053 - ニュース
オンチェーン調査企業チェイナリシスから流出した動画によると、プライバシーコインとされるモネロ(XMR)のトランザクションが追跡可能である可能性が浮上した。
1332 - ニュース
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米連邦捜査局(FBI)が、ビットコインの生みの親サトシ・ナカモトに関する情報公開法(FOIA)に基づくジャーナリストからの要求に応じ、FBIはサトシが「第三者の個人」であると示唆し、記録の有無を確認も否定もできないと回答したという。
9100 - ニュース
フォックス・コーポレーションとグローバルメディアブランドのタイムが提携し、フォックスのVerifyプロトコルを使用してコンテンツのライセンスと検証を不変にする取り組みを開始した。
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