仮想通貨関連のプライバシーや匿名通貨関連ニュース

仮想通貨ビットコインの誕生に先駆け、その思想的土台となった米サイファーパンク運動の発起人の一人、エリック・ヒューズ (Eric Hughes) はその「サイファーパンク宣言」(1993年)の中で、「プライバシーは選択的に自己開示する力」と定義した。私的な事柄を秘密にしておく権利という受動的な意味合いではなく、個人が自由と独立の原則に基づいて積極的に生きるために不可欠な力であるという定義は当時広い共鳴を呼んだ。それから約15年後に誕生したビットコインを使った取引は、2019年時点でも、匿名性とプライバシー性能という点でまだ多くの課題を抱え、物理的な現金(キャッシュ)にはあるファンジビリティ(代替性、Fungibility)がないと言われる。ブロックチェーンが分散型の開かれた台帳であるということに加え、アドレスや取引等からIPアドレスを追跡することが可能だからだ。ビットコインによる取引の匿名性を高める技術や手法は存在するが、初心者にはまだまだ難易度が高い。ライトニング・ネットワーク(Lightning Network)、ダンデリオン(Dandelion)、ミンブルウィンブル(MimbleWimble)等の開発が進み実装されていくことで、仮想通貨・ビットコインのプライバシー性能は高まっていくと見られる。ちなみに複数国の金融規制当局は、資金洗浄に悪用されることを恐れ、プライバシー性向の高い仮想通貨(匿名通貨)の所有や取引を事実上禁止している。

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ジョー・バイデン大統領政権の元高官によると、米国のデジタルドルが誕生すれば、仮想通貨のエコシステムが「締め出し」、米国の国家安全保障が守られることになるという。
米国のCBDC導入、仮想通貨エコシステムを「締め出す」ことになるだろう=バイデン政権元高官
Luke Huigsloot
2023-03-01T15:30:00+09:00
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ブロックチェーン分析会社Ellipticが2月14日に共有したレポートによると、仮想通貨取引所バイナンスとフォビは、2022年6月24日に発生した1億ドルのハーモニー・ホライゾンのブリッジへの攻撃に関連する口座を凍結した。
仮想通貨取引所フォビとバイナンス、北朝鮮ハッカーに関連する口座を凍結
Brayden Lindrea
2023-02-15T15:57:00+09:00
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ニュース
トルネードキャッシュに対する最近の米国政府の制裁は、Web3のプライバシーに対する「危険な前兆」となり、最終的には業界全体を「無意味なもの」にしかねないという懸念が高まっている。
トルネードキャッシュの禁止、ほかのプライバシープロトコルにも災いをもたらす=マンタ共同創設者
Brian Newar
2022-08-17T15:30:00+09:00
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月曜日、Web3開発プラットフォームAlchemyとInfura.ioが仮想通貨ミキサーのトルネードキャッシュへのリモートプロシージャコール(RPC)要求をブロックし、ユーザーがアプリケーションにアクセスできないようにした。
トルネードキャッシュへのブロックが拡大、AlchemyとInfuraでも
Zhiyuan Sun
2022-08-10T12:40:00+09:00
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米財務省が仮想通貨のマネーロンダリング業務に関与した疑いで仮想通貨ミキサーのトルネードキャッシュを制裁した翌日の9日、0.1Ether(ETH)間隔でコインベースCEOのブライアン・アームストロング氏やアメリカのテレビ司会者ジミー・ファロン氏といった著名人に送付された。
制裁を受け、匿名ユーザーがトルネードキャッシュから著名人にETHを送付
Zhiyuan Sun
2022-08-10T08:33:00+09:00
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ニュース
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、ノンファンジブルトークン(NFT)の取引にプライバシー機能を組み込むための「ローテク・アプローチ」が存在する可能性を示唆した。
匿名のNFT所有のためのステルスアドレスを提案=ヴィタリック・ブテリン氏
Turner Wright
2022-08-09T08:25:00+09:00
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ニュース
中国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)は現金のように匿名であってはならないと、中国人民銀行(PBoC)デジタル通貨研究所のトップが主張している。
デジタル人民元 「現金のような匿名性は持つべきではない」=中国人民銀行幹部
Helen Partz
2022-07-27T17:30:00+09:00
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仮想通貨通市場が冷え込んでいる中、今年に入って仮想通貨ミキサーの利用が倍増している。その中で最も多いのは、「違法」アドレスによるにものである。
空前の仮想通貨ミキサーブームの裏に違法アドレス:レポート
Ezra Reguerra
2022-07-17T06:00:00+09:00
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仮想通貨ミキサー「トルネード・キャッシュ」は、ユーザーインターフェース(UI)コードを完全にオープンソース化した。この動きは、完全な分散化と透明性という彼らの使命を果たすものだと開発者は述べている。
物議かもすミキサー「トルネード・キャッシュ」、UIコードをオープンソース化 
Sam Bourgi
2022-07-08T09:24:11+09:00
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韓国の大手仮想通貨取引所であるアップビットは8日、プライバシーに焦点を当てたミンブルウィンブル(MWEB)のアップグレードを行なったばかりのライトコイン(LTC)の上場を廃止した。
韓国の大手仮想通貨取引所がライトコインを上場廃止
Prashant Jha
2022-06-09T08:02:00+09:00
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アルトコイン
モネロ(XMR)価格は、4月24日に290ドル付近で週明けの高値を付けた後、3日で10%近く下落した。それにもかかわらず、いくつかのテクニカル指標は、XMR/USDペアが今後数ヶ月間にわたって上昇トレンドを再開することを示唆している。
モネロが「下降ウェッジ」を上抜け|XMR価格は75%上昇 
Yashu Gola
2022-04-25T07:30:14+09:00
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ニュース
仮想通貨取引所大手バイナンスが、同社の地域責任者の1人がロシアの金融情報機関へ顧客データを提供することに同意したとの報道に対し、その正確性に意義を唱えた。当該顧客データは、反汚職・反プーチン活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏への寄付と関連している可能性があるとされている。
仮想通貨取引所バイナンス、ロシア政府に顧客データを提供したとする報道に反発
Turner Wright
2022-04-24T07:00:00+09:00
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ニュース
モネロ(XMR)の開発者によると、7月16日にモネロネットワークはブロック高2,668,888でメインネットのハードフォークを開始するためのコミュニティコンセンサスを得た。
モネロコミュニティが7月のハードフォークに同意
Zhiyuan Sun
2022-04-19T07:42:00+09:00
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ニュース
米国の仮想通貨業界団体であるブロックチェーン協会の政策責任者であるジェイク・チャビンスキー氏は、米国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を立ち上げる際に「全体主義的な悪夢」を回避するように注意するべきだと主張している。
米国はCBDCで中国と競争するべきではない、ブロックチェーン協会の政策責任者が主張
Turner Wright
2022-03-17T13:50:26+09:00
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ニュース
2月15日、プライバシーコインのモネロ(XMR)のマイニングプールMineXMRのハッシュレートが1.4GH/sを超え、XMRネットワークのハッシュレートの44%を占めるまでになった。
単独のマイニングプールがハッシュレートの44%占める、モネロコミュニティでは51%に警戒感
Zhiyuan Sun
2022-02-16T14:17:00+09:00
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ニュース
2年間の開発期間を経て、ライトコイン(LTC)はついに待望のミンブルウィンブルのアップグレードを開始した。ライトコインコア0.21.2アップグレードの一部として含まれると、ライドコイン財団が1日に発表した。このアップグレードにはタップルートも含まれる。
ライトコインが待望のミンブルウィンブルの統合開始
Sam Bourgi
2022-02-01T08:36:42+09:00
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ニュース
プライバシーを重視したブラウザのブレイブは16日、拡張機能ベースのウォレットをブラウザネイティブな自己管理ウォレット「ブレイブ・ウォレット(Brave Wallet)」に置き換える準備を進めていることを発表した。ユーザーはイーサ(ETH)などの仮想通貨も保存・購入できる。
ブレイブ、偽の拡張機能に対抗してブラウザネイティブのウォレットを発表
Helen Partz
2021-11-17T07:12:54+09:00
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速報
ビットコインのブロックチェーンネットワークが日本時間で14日午後2時頃、重要な機能アップグレードである「タップルート」を完了した
【Taproot開発者に独自取材】ビットコインがソフトフォークに成功 決済性能 代替可能性 耐検閲性 強化 へ前進
Arijit Sarkar
2021-11-14T19:17:15+09:00
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ニュース
ブレイブ(Brave)とソラナ・ラボ(Solana Labs)は、ブレイブのブラウザーをソラナ(SOL)ブロックチェーンと統合させ、ソラナの分散型アプリ(DApps)に対応できるようにすると発表した。
プライバシー重視のブラウザ「ブレイブ」、ソラナ・ブロックチェーンとの統合を発表
Zhiyuan Sun
2021-11-09T13:34:21+09:00
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市場分析
フェイスブックが10月28日に「メタ」へとリブランドすると決定し、メタバースを構築する計画を示したことで、同様の仮想世界を構築しようとするプロジェクトが仮想通貨市場で投機的な上昇を引き起こした。
フェイスブックの「メタ」へのリブランド、メタバース系の仮想通貨で上昇引き起こす
Yashu Gola
2021-10-30T03:07:49+09:00
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ニュース
フランスのリヨンを拠点とする市場調査ソリューションプロバイダーのReportLinker社のレポートは、ブロックチェーンのアイデンティティ市場が、年率71%近くの高い成長を遂げると予測している。
ブロックチェーン使ったID市場、2025年までに35億ドル成長
Marie Huillet
2021-08-03T09:14:17+09:00
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ニュース
ビットコインネットワークのノード数がはじめて1万3000を突破した。以前の過去最高の記録は、1月に達成した1万1613だった。
ビットコインネットワーク、ノード数が過去最高を更新
Osato Avan-Nomayo
2021-07-16T06:52:48+09:00
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フォローアップ
ビットコインの「タップルート」アップグレードが、今年11月にもアクティブ化される予定だ。タップルートによって、BTCにいったいどのような変化が訪れるのか?
ビットコインのアップデート「タップルート」、プライバシー改善とスマートコントラクト導入を可能に
Osato Avan-Nomayo
2021-07-04T07:00:00+09:00
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オピニオン
「スマートシティ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。我々人類が将来実現するであろう未来的で理想的なアイデアだ。実際、シンガポールやソウル、アムステルダム、オスロ、東京といったいくつかの大都市ではすでに「スマート」への道を歩み始めている。
【オピニオン】スマートシティはプライバシーの問題を克服しなければならない
Sergei Lonshakov
2021-06-28T17:10:00+09:00
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PR記事
ある「最も完全な」分散型ブロックチェーンプロジェクトが、zk-SNARKS開発者たちにユースケース開発の見返りとして25万ドルを進呈するコンテストを開催中だ。
Zcashのプライバシーコントロールで25万ドル進呈!「zk-SNARKSコンテスト」堂々開催
Connor Sephton
2021-06-05T10:46:37+09:00
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ニュース
信用格付け機関であるフィッチ・レーティングスは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)が、関連するリスクが管理されていない場合、金融システムに脅威をもたらす可能性があると警告している。
中央銀行デジタル通貨、金融システムにリスクをもたらす懸念=格付け機関フィッチがレポート
Helen Partz
2021-05-19T11:53:38+09:00
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