プライバシー重視の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)を開発してきたエレクトリック・コイン・カンパニー(ECC)の全チームが、同トークンを支援する目的で設立された非営利団体ブートストラップから離脱し、新会社を立ち上げる計画だ。ECCの最高経営責任者(CEO)であるジョシュ・スウィハート氏が明らかにした。
スウィハート氏は水曜日、「ここ数週間で、ブートストラップの理事会メンバーの大半が、ジーキャッシュの使命と明確に乖離していることが明らかになった。具体的にはザキ・マニアン氏、クリスティーナ・ガーマン氏、アラン・フェアレス氏、ミシェル・ライ氏(ZCAM)だ」と述べた。
さらに同氏は「昨日、ECCチーム全員が離脱した」とし、「雇用条件が変更され、誠実かつ効果的に職務を遂行することが不可能になった」と説明した。
「今回の決断は、悪意あるガバナンス上の行動からチームの仕事を守るためのものだ。そうした行動により、ECC本来の使命を果たせなくなっていた」とスウィハート氏は語る。
「新会社を設立するが、チームも使命も変わらない。検閲不可能なプライベートマネーを構築することが目的だ」と付け加えた。

ジーキャッシュの運用に影響なし
スウィハート氏によれば、今回のチーム離脱によってジーキャッシュのプロトコルが影響を受けることはなく、通常通り稼働を続けるという。
ジーキャッシュのコードは公開されたオープンソースで、単一の企業や組織がプロトコルを所有しているわけではない。誰でもノードを運用でき、フォークの維持やコード変更の提案も可能だ。ネットワークはマイナー、バリデーター、利用者の活動によって支えられている。
前CEOが理事会を擁護
2023年にスウィハート氏へCEO職を引き継いだECCの前CEOであるズーコ・ウィルコックス氏は、水曜日のX投稿でブートストラップの理事会を擁護した。
「私はアラン・フェアレス氏、ザキ・マニアン氏、クリスティーナ・ガーマン氏と10年以上にわたり、厳しく困難な状況を数多く共にしてきた。またミシェル・ライ氏とも約5年間協働してきた。私の経験から言えば、彼らはいずれも非常に高い誠実さを持つ人物だと信じている」と述べた。
ウィルコックス氏はまた、ジーキャッシュプロトコルが今後も問題なく稼働し続ける点を強調した。「ジーキャッシュネットワークはオープンソースで、パーミッションレスかつ安全でプライベートだ。この対立で何が起ころうと、その性質は変わらない。安心してジーキャッシュを使い続けてほしい」と語っている。
ジーキャッシュ価格は下落
ジーキャッシュの価格は過去24時間で約7%下落し、現在は約461ドルで取引されている。仮想通貨データサイトのコインゲッコーによれば、この間の取引レンジは452ドルから497ドルだった。
同トークンは昨年11月、プライバシーコイン全体の上昇局面の恩恵を受け、11月8日に約723ドルまで急騰した。アーサー・ヘイズ氏など、業界で影響力のある著名人からの支持も追い風となった。
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