ビットメックスの共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は、プライバシーコインのジーキャッシュ(ZEC)が、自身のファミリーオフィス「メイルストロム・ファンド」における第2位の流動性資産になったと明かした。

「価格の急騰により、ZECはメイルストロム・ファンドのポートフォリオにおいて、ビットコインに次ぐ第2位の流動性資産になった」と、ヘイズ氏は11月8日、Xへの投稿で述べた。

この発言は、ジーキャッシュの急騰を受けてのものだ。ZECは過去1カ月で137ドルから730ドル超へと上昇し、400%超の上昇率を記録した。

ジーキャッシュ以外のプライバシー関連トークンも上昇基調を強めており、ダッシュ(DASH)、デクレッド(DCR)、ZKsync(ZK)などはいずれも1週間で100%超の上昇を見せた。一方で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要通貨は、市場全体の不透明感を背景に保ち合い状態にある。

「草の根のプライバシー運動が後押し」

ジーキャッシュ財団のエグゼクティブでぃれたくーのアレックス・ボーンスタイン氏は、ZECの復活は完全に自然発生的な現象だと説明する。コインテレグラフのポッドキャストで同氏は、「政府による監視やデータ統制への懸念の高まりが、デジタル・プライバシーと金融的自立を求める強い物語を生み出している」と述べた。

さらに、ジーキャッシュ財団は今回の注目の高まりに「一切関与していない」とも明言した。

「最初にZECへの言及が増え始めたときは驚いた。その波が急速に広がっていくのを目の当たりにしたのは、まさに圧巻だった」とボーンスタイン氏は語っている。

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