英仮想通貨取引所イートロ(eToro)のブロックチェーン研究部門イートロX研究所は、フェイスブックは自身で仮想通貨リブラを発行することは諦めて、ウォレットの展開に集中するよう戦略変更すべきとの考えを示した。フィンエクストラが11月28日に報じた

イートロX研究所は、「金融包摂を世界規模で改善できる可能性があるピアツーピア決済ネットワークを組み込む」という大規模な狙いを実現することを考えると、まだ何かできることがあると指摘。

フェイスブックは、規制された第三者の決済パートナーらに発行の権限を委任することで問題を解決できる可能性がある、と述べている。リブラの発行に関してフェイスブックが関与せず、専用ウォレット「カリブラ」のインフラ構築に専念すれば、推定27億人ユーザーに展開する作業に集中できるとも指摘している。

イートロのヨニ・アシアCEOは、リブラを発行するリブラ協会は、「決済処理にあたってリブラチェーンを使用する第三者による管理」を政府に働きかけるべきとも述べている。

フェイスブックのリブラについては、米議会で激しい批判にさらされた。10月に開かれた米下院公聴会では、マーク・ザッカーバーグCEOが議員からの批判の矢面に立った

リブラそのものというよりもフェイスブックの度重なるプライバシー問題の方が議員らの懸念事項となっている

ブロックストリームのサムソン・モウ氏も、もしフェイスブックではほかの企業がリブラを主導したら「違った結果になった可能性があった」と指摘していた

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン