ビットコイン価格分析
ビットコインは4月15日、200日単純移動平均線(SMA:87,660ドル)を上抜けできなかった。ただし、買い手が20日指数移動平均線(EMA:83,289ドル)を上回る水準で価格を維持している点は、小さな好材料である。
20日EMAが横ばいで推移しており、相対力指数(RSI)も中立水準にあることから、売り手の勢いが弱まっていることが示唆される。買い手が価格を200日SMAの上に押し上げれば、主導権を握る可能性がある。その場合、BTC/USDTペアは95,000ドルまで上昇し、心理的に重要な100,000ドルに達する可能性もある。
逆に、20日EMAを下抜けて終値をつけた場合、強気派が持ちこたえられなかったことを意味する。そうなれば、価格は78,500ドル、さらには73,777ドルまで下落する可能性がある。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)の反発は4月14日に20日EMA(1,697ドル)で止まり、高値圏では依然として弱気派が活発であることが示された。
売り手は価格を1,471ドルの下に押し下げ、ポジションを強化しようとするだろう。これが実現すれば、ETH/USDTペアは1,368ドルまで下落する可能性がある。買い手は1,368ドルでの防衛を試みると考えられるが、弱気派が主導権を握れば、価格は1,150ドルまで下げる可能性がある。
強気転換の最初の兆候は、1,754ドルの上抜けと終値の確定である。これにより、2,111ドルまでの上昇の可能性が開かれる。50日SMA(1,919ドル)が障壁となる可能性もあるが、突破される公算が大きい。買い手が価格を2,111ドル以上に押し上げれば、下落トレンドが終わった可能性を示唆する。
XRP価格分析
XRPは4月15日に20日EMA(2.10ドル)を下抜け、4月16日には重要なサポートである2ドル付近まで下落した。
20日EMAが横ばいで、RSIも中立水準近辺にあることから、当面はレンジ相場が続く可能性がある。XRP/USDTペアは2ドルから50日SMA(2.23ドル)の間で推移する展開が予想される。
50日SMAを上抜けて終値をつければ、レジスタンスラインまでの上昇が見込まれる。この水準は弱気派が守るべき重要なポイントであり、突破されれば短期的なトレンド転換を示唆する。一方、2ドルを割って終値をつければ、価格は1.61ドルまで下落する可能性がある。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)では、売り手が50日SMA(130ドル)を防衛し、120ドルのサポートを割り込もうとしている。
20日EMA(124ドル)が横ばいで、RSIも中立水準にあることから、需給が拮抗している状態である。買い手は120ドルから110ドルのサポートゾーンを防衛すると予想される。このゾーンから反発すれば、強気派は再びSOL/USDTペアを50日SMAの上に押し上げようとするだろう。成功すれば、価格は153ドルまで上昇する可能性がある。
一方で、価格がさらに下がり110ドルを下抜ける場合、弱気派が依然として主導権を握っていることを示す。その場合、価格は95ドルのサポートまで下落する可能性がある。