ビットコイン(BTC)は金曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長がジャクソンホールで9月の利下げの可能性を示唆したことを受け、一時11万7000ドルまで上昇した。
BTC価格は、6週間ぶり安値の11万1600ドルから4%上昇し、ビットスタンプで日中高値11万7300ドルをつけた。
コイングラスのデータによれば、この急騰で3億7988万ドルのショートポジションが清算された。そのうちイーサリアム(ETH)が1億9300万ドルを占め、ETHは15%近く上昇して4760ドルに達した。ビットコインは5640万ドル分のショート清算が発生した。
市場全体では、ショートとロングを合わせて6億2948万ドルが清算され、15万217人のトレーダーが巻き込まれる格好となった。投資家心理は一気に強気に転じ、市場参加者の多くを不意打ちした。
ビットコインの清算ヒートマップでは、価格が11万7000ドルを突破し、11万7000〜11万8000ドルの間に2億5950万ドル以上の売り注文が集中していることが確認された。
「上昇トレンドが戻った」アナリストらの見解
BTCが11万2000ドルを下回ったことで、トレーダーにとっては絶好のエントリーポイントとなったと、MNキャピタル創業者のマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は指摘した。
同氏は今週初め、8月3日の安値11万1900ドルを下抜ける局面が「絶好の買い増し機会」になると言及していた。「小さなスイープの後、ビットコインは即座に大きく上昇した。上昇トレンドが戻ってきた」と金曜日に投稿した。
アナリストのジェレ氏も「短期的には本日の急騰後に調整が入る可能性があるが、市場がより高値を求めていることは明白だ」と述べた。
仮想通貨業界では、強気予想が相次いでいる。アナリストのビットクアント氏は月曜日、ビットコインは今回のサイクルで14万5000ドルに達するとの見方を改めて示した。
さらに、ビットワイズ欧州リサーチ責任者アンドレ・ドラゴシュ氏はコインテレグラフの番組「チェーンリアクション」で、米国大統領ドナルド・トランプ氏が仮想通貨を401(k)退職年金プランで認める方針を打ち出したことで、ビットコインは年末までに20万ドルに到達する可能性があると語った。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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