金融サービス会社マネーグラムは、ステラ開発ファンデーションと提携した。ユーザーが人気のあるステーブルコインUSDコイン(USDC)を使って送金をして、法定通貨と直接交換できるようにする。

10月6日の発表によると、マネーグラムはステラネットワークに接続した仮想通貨ウォレットがグローバルなリテールプラットフォームにアクセスできるように統合した。マネーグラムは、USDCを発行するサークル社と連携し、USDCを使った「ほぼ即時のバックエンド決済」を可能にする。

「仮想通貨とデジタル通貨が注目を浴びるにつれて、クロスボーダー決済を合理化する方法としてのステーブルコインの可能性について、私たちは非常に楽観的だ」と、マネーグラムの会長兼CEOであるアレックス・ホームズ氏は述べている。

今回のパートナーシップは2021年末から一部地域で開始され、2022年に国際的な展開を計画している。

ステラ財団のCEOであるダネル・ディクソン氏は「現金ユーザーは、現金をUSDCに交換したり、USDCから現金に交換できるようになり、以前は手が届かなかった速くて手ごろなデジタル資産サービスにアクセスできるようになる」と語っている。

マネーグラムは2019年6月にリップルと提携し、クロスボーダー決済などで協力しており、ブロックチェーン分野での長年の経験を持っている。

しかしリップルが米証券取引委員会(SEC)の訴訟対象となったことが影響し、2021年第1四半期にリップルのサポートを停止した。