米資産運用会社ヴァンエックのジャン・ヴァン・エックCEOは、ブルームバーグTVのインタビューの中で、米証券取引委員会によるビットコイン上場投資信託(ETF)の認可は「すぐにはないだろう」との見通しを示した。

インタビューの中で、ビットコインETF承認の可能性について質問されたヴァン・エック氏は、「最終的には認可を得るだろう」とは答えたものの、「すぐに承認されるとは思わない」と語った。

ヴァン・エック氏は「規制上の保護がなしでビットコインに何千万人もの一般投資家が投資している」と指摘し、SECが認定しない状況を暗に批判した。

ヴァン・エック氏は昨年9月には、「SECがビットコインETFに関して何を心配しているのかよくわからない」とも述べていた。SECが懸念するような価格操作などの点では懸念点は見当たらないと主張していた。

ビットコインETFを巡っては、ヴァンエックは昨年9月にビットコインETF申請を取り下げている

また昨年10月にはビットワイズのビットコインETFについてSECが拒否判断を下している。その後ビットワイズのETF申請については再審査となっていたが、今月にはビットワイズ側が申請を撤回している
ヴァンエックは昨年9月に、適格投資家向けに私募の形でビットコインの投資商品を販売している

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