「テザー取引のほとんどは中国」仮想通貨調査会社ディアが報告

中国の規制されていない仮想通貨取引所が、ステーブルコインであるテザー(USDT)の取引量の6割以上を占めていることが明らかになった。調査会社のディアが報告した。ニューヨーク州とテザー・ビットフィネックスの争いが激化する中、テザー取引は国ごとで明暗を分けているようだ。

(出典:Diar、Chainalysis「地域別テザーの取引量」)

中国の取引量が右肩上がりで増加する一方、米国の取引量が減少している。2019年は中国で100億ドルのテザー取引があったが米国では対照的に4億5000万ドルに留まっている。

世界的な取引所であるバイナンスやビットフィネックスは、その他の30%に近い取引を扱っている。

中国の仮想通貨取引所は2017年に運営禁止になったものの、OTC(店頭)取引などで中国人の仮想通貨取引は続いているという見方はある

4月末、ニューヨーク州の司法長官は、8億5100万ドル(約950億円)の損失をテザー(USDT)で補填しようとしたとして、ビットフィネックスとテザーを訴追。それ以降、ニューヨーク州と両社は法廷で争いを繰り広げている。

コインテレグラフ日本版の取材に答えたビットフィネックスの株主であるドン・チャオ氏は、ビットフィネックスとテザーへの批判が高まっていることに対して「米国人による陰謀」という見方を示した。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版