インドの経済メディア、エコノミック・タイムズ・オブ・インディアは21日、インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)が「仮想通貨を禁止したわけではなく、関連するリスクから銀行などの対象機関を保護する意図だ」とのコメントを掲載した。
報道によると、インドのインターネットアンドモバイル協会(IAMAI)が提出した請願書への応答で答えた。IAMAIは中銀に2018年に出された仮想通貨禁止の撤回を求めていた。
9月にRBIが最高裁判所に提出した資料では「第一にRBIは国内の仮想通貨を禁止してはいない。RBIは規制対象の団体に対し、仮想通貨を取り扱ったり、決済するサービスを提供しないように支持した。RBIは規制対象の企業を他の企業の法的、運用のリスクに加え、評判および財務リスクをもたらす活動に関わることから守る」と述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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