米国最大の仮想通貨取引所コインベースは、時価総額5位の仮想通貨EOSのサポートを開始した。

EOSは、分散型アプリ(dApps)開発のプラットフォームとして知られており、イーサリアムをライバル視している。手数料なしで取引スピードが速いなど利点がある一方、「中央集権的」で「金権的」、さらには科学面そして倫理面で大きな問題を抱えているという見方も出ている。

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EOSの取引は英国とニューヨーク州以外で可能になる。

コインベースは、2月にXRP(リップル)、最近ではステーブルコインのダイとUSDコインのサポートを開始した。コインベースのブライアン・アームストロングCEOは昨年9月、「仮想通貨版のニューヨーク証券取引所を目指す」とし、今後数年で数百のトークンを、将来的には数百万のトークンを上場させるかもしれないと話していた。

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EOSは現在は下落しているものの、5月全体では60%以上のプラスになっている(出典:CoinMarketCap)。6月1日にはEOSの開発会社が一大イベントを計画しており、それが意識されている可能性もある。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版