コインベースは11月13日、仮想通貨取引所のオンチェーン決済インフラを強化するためにユートピアラボを買収したと発表した。ユートピアラボはステーブルコイン決済を管理するためのプラットフォームなどを手掛けている。
ユートピアラボのチームは、コインベースのレイヤー2ネットワークであるベース(Base)に参加し、「コインベースウォレット内でのオンチェーン決済のロードマップを加速するため」に協力するという。
「ベースはオンチェーンアプリを開発するデベロッパーを支援し、これらのアプリがオンチェーンでユーザーを引きつけ、ウォレットがそのユーザーをオンボードし、さらに多くのユーザーが増えることで、より多くのデベロッパーがオンチェーンでの開発を促進する」とコインベースは語っている。
Source: DeFiLlama
DeFiLlamaのデータによれば、2023年に立ち上げられたコインベースのベースは、現在イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークとして最大の総ロック価値(TVL)を誇っている。
10月には、ベースのTVLが長年のL2でトップだったアービトラムを上回った。現在、ベースは約31億5000万ドルのTVLを持ち、アービトラムは約29億ドルとなっている。
9月12日、コインベースはベースネットワーク上で独自のビットコイン(BTC)ラッパーであるcbBTCを立ち上げた。コインマーケットキャップによれば、cbBTCは最も人気のあるBTCラッパーの1つとなり、13億ドル以上のTVLを持っている。
Web3において買収が活発となっている。10月には、決済大手ストライプが11億ドルでステーブルコインプラットフォームのブリッジを買収している。
米大統領選のトランプ勝利を受け、仮想通貨関連企業の株価は軒並み上昇した。11月11日、コインベースの株価は2021年以来初めて300ドルを超えた。11月13日現在、コインベースの株価は1株あたり約290ドルで取引されている。
モーニングスターの株式リサーチャーであるマイケル・ミラー氏は、11月7日のリサーチノートで「コインベースは選挙結果の恩恵を受けると見ている。同社はSECからの規制圧力に苦しんでおり、裁判で積極的に戦っている」と指摘。「トランプ新政権が仮想通貨業界に対してより好意的であると予想される中、同社のステーキング事業は規制圧力が軽減されるだろう」とミラー氏は予想している。「より直接的ではないが、仮想通貨に対するより寛容なアプローチは、仮想通貨価格に追い風をもたらす可能性がある」とまとめている。
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