XRPは短期的な反発に向けた動きを見せており、8月末までに20%の価格上昇が起きる可能性がある。
強気のダイバージェンスが売り圧力の低下を示唆
4時間足チャートでは、XRPに強気のダイバージェンス(乖離)が現れている。これは、トレンド転換を示唆する一般的なシグナルの一つだ。
具体的には、XRPの価格が安値を更新する一方で、モメンタム指標である相対力指数(RSI)は高値を切り上げている。このような乖離は、売り圧力が弱まりつつあることを示している。
さらに日足チャートでは、XRPのローソク足がトンボ型の形状を描いている点にも注目が集まる。
このローソク足は長い下ヒゲを持ち、上ヒゲがほとんどない、あるいはまったくないのが特徴で、始値と終値がローソク足の上部近くに位置する。これは、序盤の売りがあった後に買い手が強く入ったことを示している。
同様のローソク足が4月に出現した際には、XRPはおよそ65%反発した実績がある。
アナリストのクリプトエス氏は、XRPが2.80〜2.95ドルのサポートレンジを維持できれば、現在の強気モメンタムを維持すると予想しており、この水準を「運命の分かれ目」と表現している。
「下降ウェッジ」からブレイクアウトなるか
4時間足チャートでは、XRPが典型的な「下降ウェッジ」パターンを形成している。このチャートパターンは強気の反転を示すシグナルであり、上昇トレンドへの移行を示唆する可能性がある。
XRP/USDは、200-4時間指数平滑移動平均線(200-4H EMA、青の波線)付近でウェッジ下限に達した後、反発した。これはサポート水準で強い買い需要が存在することを示している。
今後数日間で、価格がウェッジ上限のトレンドラインを上抜ければ、0.236フィボナッチ水準(約3.07ドル)とも重なり、3.60〜3.65ドルのレンジまで約20%の上昇が展開される可能性がある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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