カルダノ財団は、7月9日、カルダノ財団の名前を使った「日本での怪しい活動」について注意喚起の声明を出した。
カルダノによると、カリブ海の仮想通貨取引所BTCNEXT出身と主張する人間もしくはBTCNEXTから雇われたと主張する人間が、カルダノ財団の主要メンバーを知っていると虚偽の主張を行なって投資を募っている。
カルダノ財団は、BTCNEXTとの繋がりは一切ないと断言して次のように続けた。
「カルダノ財団も関連エコシステムパートーナもBTCNEXTとは全く関係がない。彼らはどの点においても我々のパートナーではない」
その上でカルダノ財団は、怪しい主張や活動には気をつけるよう呼びかけた。
とりわけカルダノ財団が資金を送るように求めることは一切ないとし、カルダノ財団や関連団体とのつながりを主張して資金を送るように求める第3者からは距離を置くように求めた。
BTCNEXTと実際に繋がりがある人物かは定かではない。コインテレグラフはBTCNEXTに事実関係を確認している。
日本人に被害者が出たかどうかは明らかになっていない。
最近カルダノ(ADA)の価格は上昇を続けており、時価総額でライトコインを抜いて7位に浮上。コインベースとのカストディサービスでの合意や大型アップグレードなどが追い風になっていると見られている。
日本では、セントビンセントおよびカリブ海のグレナディーン諸島で登録されたBtcNext Company Limitedという会社が、無登録で仮想通貨交換業を行ったとして昨年12月に日本の金融庁から警告を受けている。金融庁の発表によれば、無登録で「インターネットを通じて、日本居住者を相手方として、仮想通貨交換業を行っていた」という。
今回、カルダノが指摘しているBTCNEXTと、BtcNext Company Limitedが同一の存在かどうかは不明だが、どちらも「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」に登録されている会社という点が共通している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン