ストラテジー社の会長でビットコイン最大主義者のマイケル・セイラー氏は、イーサやその他の仮想通貨への財務保有の関心が高まっていることについて、全く心配していない様子を示した。
「仮想通貨経済全体でイノベーションが爆発的に起きており、その周辺効果はデジタル資産分野のすべての人にとってプラスだ」と、セイラー氏は金曜日のブルームバーグのインタビューで語った。
セイラー氏は「レーザーのようにビットコインに集中」
「依然として、この分野に流入する資本の大半はビットコインに向かっている」と同氏は付け加えた。トレーディングビューのデータによれば、記事執筆時点のビットコイン(BTC)ドミナンス(仮想通貨市場全体に占めるビットコインの割合)は60.18%となっている。
また同氏は、過去6カ月間でビットコインを保有する企業数が約60社から160社に増加したことを指摘。「だから私はレーザーのようにビットコインに集中している」と述べた。
ストラテジー社は、ビットコイン財務保有として世界最大であり、BitcoinTreasuries.NETのデータによれば62万8,791BTC(約741億5,000万ドル相当)を保有している。2位のMARAホールディングスは約5万639BTCで、その差は12倍以上だ。
セイラー氏は、ビットコインが「今後無期限に」S&P500を上回ると予測。「ビットコインはデジタル資本だ」とも述べた。
ETHへの関心増加は予想通り
ナンセンのデータによると、今回の発言はビットコインが7月14日に過去最高値の12万3,100ドルを記録した後、記事執筆時点で11万8,035ドルに調整した数週間後に行われた。
記事執筆時点でビットコインは11万8,035ドル、イーサリアム(ETH)は4,224ドルで取引されており、過去30日間で23%上昇している。3月に2,000ドルを割り込んだ後の大幅反発を予想していたアナリストの見方が的中した形だ。
価格急騰の背景としては、機関投資家やETFによるETH需要の高まりが指摘されている。金曜日、コインテレグラフは、イーサを保有する上場企業の市場規模が117億7,000万ドルに拡大し、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ社とシャープリンク・ゲーミング社がその先頭に立っていると報じた。
ビットマイン社は83万3,100ETH(32億ドル相当)を保有し、仮想通貨を保有する上場企業としては4番目の規模を誇る。シャープリンク社とジ・イーサ・マシーン社はそれぞれ20億ドル、13億4,000万ドル相当のETHを保有しており、イーサリアム財団とパルスチェーンがトップ5を締める。
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