主なポイント:

  • ビットコインは8月の新高値を記録、ショートポジションは苦境に。

  • 早期の反落が12万ドル到達につながる可能性があるとの予測も。

  • CMEの11万6,500ドルにあるギャップが次の局所的安値候補として注目されている。

ビットコイン(BTC)は日曜日の「重要な」週足確定を前に11万9,000ドルに迫り、強い1週間になるとの見方が広がった。

BTC/USD 1時間足チャート Source: Cointelegraph/TradingVIew

トレーダーは大規模ショートスクイーズに備え

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDはビットスタンプで11万8,760ドルに達し、8月の新高値を更新した。

週末の「時間外」取引では清算が拡大し、モニタリングサイトのコイングラスによれば24時間での仮想通貨市場全体の清算額は3億5,000万ドルに上った。

BTC清算ヒートマップ Source: CoinGlass

市場構造に関して、複数の仮想通貨アナリストは新週に向けてさらなる上昇を予想している。

「BTCは約11万7,200ドルを再びサポートとして取り戻す寸前にある」と、人気トレーダーでアナリストのレクト・キャピタル氏は10日位週足チャートについてXに投稿した

「ビットコインは数時間以内に重要な週足確定を迎える」
BTC/USD週足チャートSource: Rekt Capital/X

人気トレーダーのビットブル氏は、週末の値動きは伝統金融市場の再開とともに反転する傾向があるものの、新たな過去最高値への期待も示した。

「わずか10%の上昇で180億ドル超のショートが清算される。大口投資家はこの状況を注視しているはずだ」と流動性環境について述べた。

「月曜は週末の上げを戻す形でやや弱含むかもしれないが、その後12万ドルを超える動きが見られる可能性がある」
BTC/USD2週足チャート. Source: BitBull/X

併せて投稿されたチャートは、過去の強気相場と現在のBTC/USDの動きを比較し、ブレイクアウトの可能性を裏付ける内容となっている。

同じくトレーダーのマルレイン氏も、ショートスクイーズの可能性を根拠に12万ドル到達を予測した。

CMEの11万6,500ドルギャップに注目

一方で、次の下落局面が反転する水準として、仮想通貨投資家で起業家のテッド・ピローズ氏は、CMEグループのビットコイン先物市場にある「ギャップ」との連動を指摘した。

「11万6,500ドル付近にCMEギャップがあり、これが埋まる可能性が高い」とXで投稿した。

「今週、BTCは先週のCMEギャップを埋めるために2,000ドル下落した。その後は新たな過去最高値に向けて上昇する可能性がある」
BTC/USDT無期限スワップ15分足チャート. Source: Ted Pillows/X

ただしトレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏は、週末の値動きを「トレンドではなく不安定」と評した。

「注目は主にETHのサイクル高値更新やアルトコインの多様な動きに集まっている」と指摘。時価総額2位のイーサ(ETH)は複数年ぶりの高値を付けた。

「BTCが12万ドルを突破し、再び自身の過去最高値に近づけば、再び主役になるだろう」
ETH/USD週足チャート. Source: Cointelegraph/TradingView

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。

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