ソーシャルメディア業界におけるプライバシーとコンテンツ管理に対する監視が強まる中、ブロックチェーンを活用した新たなメッセージングアプリ「Towns」が10月15日にローンチされた。
Townsは2023年2月にアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が主導するシリーズAの資金調達ラウンドで2550万ドルを調達している。
Townsは、ソーシャルネットワーキングサービス「ハウスパーティ」や動画ストリーミングアプリ「ミーアキャット」を共同創設したベン・ルービン氏によって設立されており、ブロックチェーン技術を駆使して「デジタルコミュニケーションの新しい基準」を提供するという野心的な目標を掲げている。
TownsはメッセージングプロトコルRiver上で動作
この新しいメッセージングアプリは、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換のレイヤー2チェーンであるメッセージングプロトコル「River」上に構築されている。RiverにはBaseプロトコル上に展開された分散型ノードとスマートコントラクトが含まれている。
Townsを開発したチームは、2023年5月にローンチされたRiverプロトコルも手がけており、このプロトコルはエンドツーエンド暗号化(E2EE)を優先することにより、通信のプライバシーとセキュリティを向上させることを目指している。
Townsのインターフェースは、DiscordやSlackのようなコミュニケーションプラットフォームに似ており、ユーザーに「自分のデータの完全な所有権とコントロール」を提供すると同時に、Base上のRiverスマートコントラクトを通じて透明性も確保している。
Towns app interface. Source: Towns
「Townsでは、ユーザーは自分の情報を100%所有している」とTownsの広報担当者はコインテレグラフに語った。また、ブロックチェーンは透明性、セキュリティ、分散化を保証するため、仲介者を必要としない信頼性のあるやり取りを可能にするため、コミュニケーションに不可欠だと付け加えた。
Townsは他の分散型SNSとどう違うのか?
Townsは、透明性と分散化を強化するためにメッセージングアプリにブロックチェーン機能を統合した最初のプラットフォームではない。
例えば、ジャック・ドーシー氏の分散型マイクロブログソーシャルプラットフォームBlueskyは、伝統的なソーシャルメディアの脆弱性に対処するために認証転送プロトコルを実装している。
Townsの広報担当者によると、Townsはユーザーにカスタマイズ可能なオンチェーン機能を提供する点で独自性があるという。
「オンラインでの生活が増える中、私たちはTownsを誰でもアクセス可能にし、オンライン文化にシームレスに統合できるようにしたかった」と担当者は述べ、「Townsは初の真のパーミッションレスのグループチャットであり、ユーザーがオンラインでどのようにコミュニケーションをとり、コミュニティを構築するかを再定義することを目指している」と付け加えた。
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