サム・アルトマン氏が設立したデジタルIDプロジェクトであるワールドコインが、「ワールド」にリブランドし、新たにイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーン「ワールドチェーン」を発表した。
10月17日の発表によれば、1500万人のユーザーが虹彩をスキャンして「ワールドID」を取得し、ネットワークを利用できるようになったという。ワールドは、ワールドコイン(WLD)トークンのユーザーに新たな機能を提供し、効率を向上させるためにワールドチェーンを立ち上げた。
ワールドの新しいブロックチェーンは、ワールドIDを持つ認証済みの人間ユーザーを優先し、ブロックスペースへのアクセスや無料のガス代を提供する。また、ワールドは、オプティミズムによる相互運用性、ユニスワップによる資産スワップ、ゼリオンによるリアルタイムAPI、アルケミーによる開発など、主要なアプリやプロジェクトが含まれる予定だという。
Source: World
ワールドは今年4月にワールドチェーンを初めて発表し、その際にブロックチェーンがボットの活動によって頻繁に混雑する問題に対処するため、ボットよりも人間を優先するとしていた。
ワールドチェーンの立ち上げとともに、ワールドは名称を変更し、同社が人々の虹彩をスキャンするために使用する生体認証デバイス「オーブ」の新バージョンを発表した。
新しいオーブはNvidiaのハードウェアを搭載し、前世代よりも効率的で、5倍の性能を持ち、より小型で部品も少ないという。
2023年7月にベータ版としてリリースされたワールドコインは、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏、現CEOのアレックス・ブランニア氏、バイオメトリクス研究企業マナのCEOも務めるマックス・ノヴェンドスターン氏によって設立された。
ワールドコインは、AIの急速な発展によって引き起こされるアイデンティティの問題を解決することを目的とした仮想通貨ベースのデジタルIDプロジェクトだ。
さらに、WLDトークンを通じて新たなユニバーサルベーシックインカムモデルを導入することを目指している。
ワールドコインのユーザーは、オーブデバイスで虹彩をスキャンすることで、同社の「ワールドアプリ」に固有のIDを登録する。オーブでの認証後、ユーザーは無料のWLDトークンを受け取ることができる。
コインゲッコーによると、新しいネットワークの発表にもかかわらず、WLDトークンの価格は2.1%下落した。
Worldcoin (WLD) is down 2.1% in the last 24 hours. Source: CoinGecko
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