米証券取引委員会、仮想通貨詐欺を取り締まり 運営者らに総額10億円超の罰金

米証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨詐欺に関与したBitqyck(ビットクイック)とその運営者2人に対し、罰金を科した。罰金は総額10億円を超える。SECが29日に発表した

SECが科した罰金は、同社に対し837万5617ドル(8億9000万円)、創設者らそれぞれに89万254ドル(約9500万円)と85万22ドル(約9000万円)。

ビットクイックの運営者は、ブルース・ビスとサム・メンデスの両氏。同社はテキサス州ダラスでeコマースや広告ビジネス向けに開発されたと謳う暗号通貨Bitqy(ビットキー)とその派生通貨BitqyM(ビットキーエム)の商品を提供していた。

SECの発表によれば、同社は、投資家らに「ビットキーでスマートコントラクトを通じて同社株の一部を与える」と虚偽の主張をしていた。さらに、ビットキーエム保持者には「市場を下回る電気代で運営する仮想通貨マイニング施設での利子を与える」と謳っていたが、これも虚偽だった。

またトークンを扱う「QyckDeals(クイックディールズ)」と呼ばれる取引所についても「グローバルに展開している」と投資家を騙していたという。さらにSECによれば、ビットキーを扱う「トレードビーキュー(TradeBQ)」を未登録で違法運営したとしている。

SECによると、同社はこれらのスキームで投資家から1300万ドル(約14億円)超を集めた。投資家らは新規顧客の紹介などで450万ドル(約4億8000万円)を受け取ったとされる。しかし全体の三分の二を超える資金が消えたとしている。

SECは、ビットクイックと運営者をテキサス州で提訴したが、このほど和解が成立した。この和解に従い、ビットクイックと運営者は、投資家への資金の返還と罰金の支払いに同意した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版