トルコの仮想通貨取引所トデックス(Thodex)が取引と出金を突然停止した。同時に警察当局による捜査も行われているようだ。コインテレグラフトルコ版が22日に報じた

トデックスは21日にツイッターで声明を公開。4~5日間にわたって取引を停止すると通知した。声明によると、トデックスは、サービスを改善するために「世界的に有名な銀行や投資企業」との提携をするために、取引と出金を停止すると主張していた。

しかしトデックスがこの発表以来、音信不通となったことで、現地の仮想通貨コミュニティが懸念を高めていった。

現地メディアは、トデックスの創業者であるファルク・ファティ・オゼル氏が20億ドル(約2150億円)相当の仮想通貨を持って、タイに逃亡したと報道。トデックスの取引・出金停止が出口詐欺である疑惑が浮上した。オゼル氏は21日にイスタンブール空港から出国したとされ、トルコの警察当局はトデックスへの捜査を開始し、オフィスの家宅捜査も行った。