BTC/USDT

ビットコイン(BTC)は8月11日に24,668ドルの直上のレジスタンスを上回ったが、強気派は高値を維持することができなかった。これは、弱気派がまだ諦めておらず、上昇時に売り込んでいることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日間指数平滑移動平均線(EMA、23,151ドル)と24,668ドルの間で値動きする状態が続いている。通常、タイトなレンジ取引の後はレンジが拡大することが多いが、ブレイクアウトの方向がどちらになるのかを確実に予測することは難しい。

20日間EMAは徐々に上昇しており、相対力指数(RSI)はポジティブな領域にあり、強気派の方が優勢であることを示している。

強気派が25,000ドル以上に押し上げ、それを維持できれば、強気の勢いが増し、28,000ドル、そして32,000ドルへと上昇する可能性が出てくる。

この強気な見方は、BTC価格が下降に転じ、20日間EMAを割り込んだ場合、短期的に無効になる可能性がある。その後、BTCは50日間単純移動平均線(SMA、21,845ドル)まで下落する恐れがある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は8月11日に2,000ドルを超えて上昇を試みましたが、当日のローソク足の長いヒゲは、弱気派がこのレベルで抵抗していることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

しかし、ポジティブな兆候は、強気派が弱気派に地歩を譲っていないことだ。これは、トレーダーが上昇の継続を見込んで、利益確定を急いでいないことを示唆している。

上昇した移動平均線と買われすぎの領域に近いRSIは、買い手に有利であることを示している。ETHが2,000ドル以上になれば、ETHは下降トレンドラインまで上昇する可能性がある。

逆に、現在のレベルから急落した場合、弱気派は1700ドルまでペアを沈めようとするだろう。強気派は、このサポートで押し目買いをすることが予想される。

XRP/USDT

リップル(XRP)は、0.39ドルの直上のレジスタンスと20日間EMA(0.37ドル)の間でスタックしたままだ。弱気派は8月9日と10日にこの状況を有利に展開させようとしたが、強気派が下落したXRPを購入し、価格を20日間EMA以上に押し戻した。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は8月11日に0.39ドル以上に押し上げようとしたが、弱気派はこれに抵抗した。このことは、0.39ドルと50日間SMA(0.35ドル)が短期的に注視するべき重要なレベルであることを示している。

強気派が直上のレジスタンスを突破できれば、XRPは0.48 ドルまで、その後0.54 ドルまで上昇する可能性がある。逆に、価格が50日間SMAを下回れば、XRPは0.30ドルの重要なサポートに向かって下落してしまう恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

【関連記事】
株を売るタイミングは?チャートから利確を判断する方法
買いを入れるタイミングは?実際のチャートで解説【株式投資】
チャートの見方・基本を解説【初心者向けテクニカル分析】
損切りのタイミングと損切りしないとどうなるか解説
どの銘柄をいくら買うべき?ポートフォリオとアセットアロケーション【分散投資】
積立投資をしよう!仮想通貨にも有効なドルコスト平均法とは