BTC/USDT

ビットコインは18日の38,536ドルから急反転し、下値での強い買いが入ったことがわかる。その後も買いが続き、50日単純移動平均線(SMA:42,104ドル)まで価格を押し上げた。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均線(EMA:41,811ドル)は横ばいに推移し、相対力指数(RSI)は中間点をわずかに下回っているため、需給の均衡が示唆されている。

価格が上昇し、50日SMAを上回って維持されれば、この均衡は買い手に有利に傾く可能性がある。そうなれば、43,900ドルへの上昇の可能性が高まる。強気派がこの壁を乗り越えることができれば、勢いが増し、BTC/USDTペアは200日SMA(48,052ドル)まで上昇するだろう。

この想定に反して、価格が現在のレベルから急落した場合、弱気派がより高値で活動していることを示唆することになる。その場合、売り手はペアを上昇チャネルのサポートラインに引き寄せようとする。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、4月18日に50日SMA(3,000)を割り込んだが、弱気派は下値を維持できなかった。強気派はこの押し目を購入し、価格を50日SMAの上に押し戻した。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

4月20日に買い手が20日EMA(3,113ドル)の上に価格を押し上げたが、この日のローソク足の上ヒゲは、弱気派が引き続き高値で売り込んでいることを示唆する。現在、弱気派は20日EMAを下回る価格を維持しようとしている。

彼らが成功した場合、ETH/USDTペアは2,883ドルと3,166ドルの間のタイトなレンジで固まる可能性がある。このタイトなレンジ取引が長く続くことは考えにくく、今後数日以内に急激なレンジ拡大が起こるだろう。

2,883ドルを割り込むと、価格は上昇トレンドラインに沈む。一方で、3,166ドルを上抜けると、200日SMA(3,491ドル)の再テストの可能性が出てくる。

XRP/USDT

リップル(XRP)の4月18日のローソク足の下ヒゲは、下値での強い買いを示唆している。4月19日に50日SMA(0.78ドル)に到達したが、弱気派はこのレベルを精力的に守っている。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

価格が現在のレベルから下降に転じた場合、XRP/USDTペアはしばらく50日SMAと0.69ドルの間のレンジで推移する。0.69ドルを下回るブレイクと終値は、0.60ドルへの下落を招くだろう。

逆に、価格が上昇に転じた場合、強気派は0.80ドル以上にを押し上げ、維持しようとするだろう。そうなれば、200日SMA(0.87ドル)と0.91ドルの間のオーバーヘッド・ゾーンに向けて上昇する可能性がある。フラットな移動平均線と中間点付近のRSIは、強気派と弱気派のどちらにも明確な優位性を与えてはいない。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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