未登録でICOを実施した米企業シンプリーバイタル、SECと和解合意 | 調達資金を投資家に返還

米ニューイングランド拠点のシンプリーバイタル・ヘルスは、同社が実施したICOを巡り、米証券取引委員会(SEC)との間で和解に合意した。SECが8月12日に発表した。SECに登録していないICOで630万ドル(約6億7000万円)を調達したとされる。

発表によれば、SECはシンプリーバイタルが証券法に違反したと指摘しているが、同社は違反した事実については同意も否定もせず、SECからの停止命令に合意した。シンプリーバイタルは、今年4月までに調達した資金をすべて投資家に返還済だ

同社は、2017年にヘルスケア関連のブロックチェーンエコシステム「ヘルスネクサス」に向けた資金確保の目的でICO実施を発表。17年9月から18年4月までの間、同システム向けのネイティブトークン「ヘルスキャッシュ(HLTH)」を販売した。

シンプリーバイタルは、ICOプロセスを簡素化するための「SAFT(Simple Agreements for Future Tokens)」と呼ばれる枠組みを使い、HLTHトークンのプレセールを実施したが、SECは、「シンプリーバイタルはSECに登録を申請しなかった、また、SAFTを通じてのHLTHの提供および販売の登録条件を満たさなかった」としている。

SECは今月12日には、未登録でICOを実施したとして、米ニューヨークの企業や代表者を訴追し、資産の凍結も行った。

また同日、SECは17年12月に証券法違反で訴追したプレックスコープスとの間でも和解で合意している。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版