5日のビットコイン(BTC)円は1693万8574円から取引が始まった。週明けも現物ビットコインETFからの資金流出が止まらなかったことを受けて、東京時間は地合いが緩み、終盤には1680万円まで下落したが、欧州勢参入後には買い戻され、一時1700万円にタッチした。一方、米国時間に入ると相場は再び軟化。ISMの非製造業PMIが市場予想比で下振れたことで、景気後退への懸念が燻り、米株の下落に連れて1660万円まで水準を下げた。他方、昨日はトランプ大統領がCNBCのSquawk Boxに電話で出演し、クグラーFRB理事の後任を今週中に決めるとした他、パウエル議長の後任についても言及。これを受けてFRBの人事変更による利下げ期待が強まったからか、BTCは反発し、終値は1686万6543円と下げ幅を縮小した。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。