インドの商業銀行フェデラル・バンクが、クロスボーダー(国をまたいだ)送金のネットワークに新技術を組み込む取り組みの一環として、リップルと提携した。同行が3月28日に公開したプレスリリースで明らかになった。

またフェデラル・バンクは、アラブ首長国連邦(UAE)において、インド向け支払いを行える2つの送金ネットワークを立ち上げた。UAEの英字紙ガルフ・ニュースが3月28日に報じた

この送金ネットワークの1つでは、UAEにいる(非居住)インド人が、両替所や銀行を介して、受取人の仮想的な支払い住所に送金できるといわれている。

フェデラル・バンクは、2018年に15億ドルの収益を計上。インドの送金市場において15%のシェアを獲得しており、ブロックチェーンのような新技術がビジネスの拡大にどのように役立つか模索してるという。同行CEOのシャーム・スリニバサン氏は、次のように語った。

「フェデラル・バンクは、インドへの送金エコシステムの重要な一翼を担っている。両替所や銀行など、顧客や送金パートナーに最新のテクノロジーを提供するのは、当然のことだ。」

またフェデラル・バンクは、リップルが「クロスボーダー取引をより安全で、セキュリティの高いものにする」と述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Major Private Indian Bank Partners With Ripple for Cross-Border Remittances