米国最大の仮想通貨取引所コインベースは7日、リップル(XRP)やEOS、カルダノ(ADA)、ネオ(NEO)など31種の上場を検討していると発表した。将来的に数百万の仮想通貨を上場させて「仮想通貨版のニューヨーク証券取引所」になるという計画を着々と進めている。

List of cryptocurrencies Coinbase is considering to add

List of cryptocurrencies Coinbase is considering to add. Source: blog.coinbase.com

コインベースは、リストに上げられたすべてのコインを上場させると保証したわけではないとしている。

「新たな資産として追加されるためには、技術とコンプライアンスの両面から詳細な説明が必要になる。さらにウォレットを使った送受金はできないものの売買だけを対象に上場せるケースもある」

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、9、今後数年間で数百のトークンを、将来的には数百万のトークンを上場させるかもしれないと発言。「仮想通貨版のニューヨーク証券取引所を目指す」という夢を語った。アームストロングCEOは、今後商業分野で独自トークンの開発が進むにつれて仮想通貨エコシステムとデジタル通貨の数が増えると予想している。

今回はXRPのロゴ

現在、時価総額2位のリップル(XRP)にとってコインベース上場は一つの悲願となっている。9月にコインベースが仮想通貨の新規上場のプロセスを大幅に変更することを発表し、取引できるコインの種類が一気に広がるというニュースが発表された際、リップル(XRP)は急上昇。背景にリップル(XRP)が上場される可能性が高まったという観測があったとみられている。

先月、コインベースのカストディ(資産管理)サービスに正式に仮想通貨リップル(XRP)を追加した際、ホームページ上に書かれているロゴがXRPのロゴではなく、リップル社のロゴであることが物議を醸した。そうした批判を受けてか、今回の上場検討コイン発表の際に使われたロゴは、XRPとなっている。