仮想通貨XRPが高騰している理由は、バイナンスUSなのか。それとも、リップル社とコインベース提携に関する噂なのか。
XRPのクジラ(大口投資家)として知られるセス・リム氏は、そのどちらでもないと考えている。コインテレグラフ日本版に対して今回の上昇要因を2つ指摘した。
(出典:Coin360「XRP /米ドル(1日))
最後に上昇する主要通貨
リム氏は、「過去2ヶ月間、最もパフォーマンスが悪かった主要アルトコイン」だったと指摘。ビットコインが横ばいで推移する一方、イーサリアムやEOSなどが上昇。その間、XRPは低迷していた。
「XRPは価格が割安だったことから、トレーダーやBTC保有者にとって投資先として最も魅力的だった。また、BTC /XRPのペアは良いリターンを生み出している」
リム氏は、今年5月、「XRPは歴史的にビットコインが急騰したあとで上昇する主要通貨としてはいつも最後」と話していた。
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既報の通り、イーサリアム(ETH)は先週末に急上昇していた。
9月の売り圧力は少ない
またリム氏は、「リップル・ラボが過去3回の四半期でXRP売却額を着実に増やした結果、XRP価格に下方圧力をもたらしていたかもしれない」と指摘。しかし、9月は状況が異なっており、「売り圧力の大幅な減少がある」とみている。