アルトコインの季節がついに到来したか。

過去3~4ヶ月の間、ビットコインに時価総額で引き離されていたアルトコインが、XRPやイーサリアムを中心に急騰している。18日12時10分までの24時間で、XRPは17%以上、イーサリアムは7%以上も上昇した。

XRP急騰の背景には、リップルとコインベース提携への期待があるという報道も出ている。

(出典:Coin360「XRP /米ドル(1日)」)

リップルとコインベース提携への期待?

13日にパリで行われたOECD主催のブロックチェーンフォーラムで、リップル社のブリーン・マディガン氏が、リップル社の決済サービスxRapidを有効活用できる企業の1例としてコインベースをあげた

先日、リップルは米送金大手マネーグラムと提携。マネーグラムは、XRPの利用が義務になるxRapidを使う方針を示している。

マディガン氏は、米国の住人がメキシコ人にペソを送る場合に以下のような流れが考えられると述べた。

「我々の(マネーグラムとの)提携関係を通して、マネーグラムの流動性を我々が”始まりの取引所”と呼ぶ取引所の1つに送る。米国では、コインベースが一例と考えられる。そこで米ドルはXRPに交換され、そこから国境を超えて例えばBitsoなどメキシコの地元取引所に送られる。BitsoはXRPを受け取り、メキシコのペソに交換する。そして、マネーグラムの顧客がそのペソを直接受け取る」

マディガン氏の発言は仮想通貨メディアXRP保有者によって拡散されており、マネーグラムを介して、リップルとコインベースが提携することへの期待につながっている。

一方、18日のアルトコイン上昇の背景には、バイナンスUS立ち上げへの期待もあるようだ。

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