「ウォール街が簡単に合法的に買えるようになる」 仮想通貨XRP(リップル)のクジラが高騰要因と今後のポイントを解説

5月15日午後7時の仮想通貨相場は、過去24時間の推移でビットコインがわずかなに上昇する一方、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)は2桁%の上昇をキープしている。XRPが一時30%以上も高騰した理由と今後の注目ポイントについて、XRPのクジラ(大口投資家)として知られるセス・リム氏に聞いた。

仮想通貨グラフィカルチャート - Coin360

(出典:Coin360

XRP高騰の要因

「歴史的にXRPは、ビットコインが高騰した後に上昇する主要仮想通貨としてはいつも最後なんだよ」

このように指摘したのは、インドネシアの仮想通貨交換所SoarExの創業者でもあるリム氏だ。とりわけ今年に入って主要仮想通貨の中で冴えないパフォーマンスが続いていたXRP。リム氏は「パフォーマンスが悪かったおかげで新規投資家を引きつけられる点で利点もある」とし、「2017年12月と2018年1月に急騰した時、XRPにもっと投資をしておけが良かったと後悔する人がたくさんいたことを思い出したよ」と述べた。

リム氏は、今回のXRP上昇のきっかけとなったのは、報じられている通り「ニューヨーカーもXRPの取引ができるようになる」とコインベースが発表したこととドイツ2番手の証券取引所がXRPのETN(上場投資証券)を上場したことだろうと指摘した。

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リム氏は、とりわけニューヨーカーがXRPを買えるという意味について詳しく解説した。

昨日までニューヨークの住民には自分たちが持っている米ドルを使ってXRPを購入する方法がなかったんだ。もちろん色々なやり方はある。BTCを買って他の取引所に送ってXRPを買うとかね。しかし、米ドルを使ってXRPを直接買うことはできなかったんだ

リム氏はその上で、もっと重要なのはニューヨーク市にあるウォール街の機関投資家マネーをターゲットにできることだと強調した。

ウォール街の有力金融機関と投資家が、簡単に合法的にXRPを買う方法を手にいれることになる

今後、バックトがXRP先物開始も?

ニューヨークのコインベースで青信号が灯ったーー。

リム氏は、これが機関投資家によるXRP投資が加速するシグナルになるとみている。米国の金融大手フィデリティの調査によると、米国の機関投資家の22%がすでに仮想通貨を保有している。リム氏は、「資産の多様化を目指す彼らにとってXRPは買いリストに入るだろう」と話した。

機関投資家によるXRP購入の加速を予想する声は少なくない。

米国の仮想通貨投資会社モルガン・クリーク・デジタルの創業者アンソニー・ポンプリアーノ氏は、先日、機関投資家向けにビットコイン(BTC)取引を始めると報じられているフィデリティが、XRP取引も始める可能性があると予想した

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リム氏は、「もう1つある」と付け加えた。

「コインベースの動きを受けて、バックトがXRP先物を始める可能性もあるね」

インターコンチネンタル取引所(ICE)が手がけるバックトは、現在のところビットコイン先物の開始を目指しており、7月にテストをする見込みだ。

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