IBMは、臨時雇用の労働者向け契約を自動化する新たなブロックチェーン製品を開発中だ。テクノロジーニュースのCIOが2月3日に報じた。

臨時労働者向けの契約は、パートタイムや案件ベースの支払い契約などを含み、コンサルタントやフリーランサー、独立請負人、派遣社員など期間限定の労働者などが対象となる。

IBMは、企業の管理業務における煩わしく非効率的な作業をブロックチェーン上で簡素化する計画。IBMのグローバルロジスティックおよびブロックチェーンのリーダーであるバートン・バッファロー氏は、以下のように述べている。

「すべての契約サプライヤーにとっての最大の苦労は、照合だ。ブロックチェーンは、相違や矛盾がある分野でこそ活きる

同氏によれば、このシステムは、請求過程で承認された当時者ら間を仲裁し、タイムシートや発注書の追跡を自動化するという。世界規模での展開が成功すれば、まもなく市場に出るとされる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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