ラテンアメリカでの大手仮想通貨取引所Bitsoと、ステーブルコインのUSDコイン(USDC)を発行するサークルと協力し、メキシコと米国の間で新しいクロスボーダー決済ツールを立ち上げる。

Bitsoは18日の発表で、サークルとの決済ソリューション統合が、メキシコの人々に米国との間で決済を行う新しいオプションを提供するのが目的だと述べている。

Bitso Shiftと呼ばれるこの新しいツールは、仮想通貨を使用して、24時間いつでも利用できる低コストなクロスボーダーな即時決済を可能にし、ユーザーが米ドル裏付けのステーブルコインとメキシコペソとを交換できるようにする。

この新しい決済サービスは、メキシコとの米ドル取引の透明性を高めつつ、メキシコに住む個人がより簡単で手ごろに米ドルにアクセスできるようにすることを目的としている。

「Bitso Shiftへの電信送金は、完全に規制された機関を通じて24時間から48時間で処理される」と、Bitsoは発表の中で述べている。

「サークルとUSDCが、世界最大の取引コリドーである、米国とメキシコとの間のクロスボーダーの取引をシームレスにする機会に参加できるのは、素晴らしいことだ」と、サークルの共同創設者兼CEOのジェレミー・アレール氏は語っている。

Bitsoは、この新しいサービスが「金融セクターで最も差し迫った問題」のいくつかに対処することで、メキシコの企業やフリーランスの人々をサポートすることを目指すとも述べている。

2014年に設立されたBitsoは、ラテンアメリカで最大の仮想通貨取引プラットフォームの1つであり、コインベースやリップルといった大手仮想通貨企業も投資している