ジンバブエ準備銀行(RBZ)が、国内に仮想通貨会社向け規制サンドボックスを開発する意向を示していることがわかった。3月13日の会議でのRBZ代表の発言として、同国ニュースのクロニクルが3月16日に報じた

RBZの金融市場および国家決済システムの副ディレクターであるジョセファット・ムテプファ氏は、仮想通貨関連会社が利用できる特別規制サンドボックスを見込み、規制フレームワークの策定に取り組んでいると明かした。

サンドボックスは、会社が営業を許可されるかどうかを個別に判断するのに役立つとされるとし、同氏は以下のように述べている。

「サンドボックスに入ると、市場に参入するための真正な製品として存在するか、銀行、モバイルマネープラットフォームとの提携が必要になる。または、マイクロファイナンス会社のように、商品の許可が必要になる

仮想通貨の規制に乗り出したきっかけは、「資本を有するにあたり複数の課題に直面している」同国の若い世代で人気が増しているからだという。

一方で、通貨は本来、「中央銀行の管轄」であり、仮想通貨は規制面で課題があると指摘した。

ジンバブエは2009年に独自法定通貨の発行を停止。米ドルと南アフリカ・ランドなど複数の外国通貨の組み合わせを使用していた。2019年6月以来、再度独自法定通貨を設定しようとしているが、難航しているとみられる。

2018年5月、ジンバブエ準備銀行は、国内の金融機関による仮想通貨の取り扱いを禁止をしていた。
 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン