弱気派がショート仕掛ける　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

BTCは50日単純移動平均線（11万4278ドル）を上回る水準を維持できず、売り圧力が強まり、価格は20日指数移動平均線（11万2347ドル）を下回った。

終値が20日EMAを下回った場合、弱気筋はBTC/USDTペアを重要なサポート水準である10万7000ドルまで引き下げようとするだろう。買い手はこの水準を全力で守るとみられる。ここを割り込むとダブルトップが完成し、ビットコイン価格は10万ドルまで下落する可能性がある。

上値では11万8000ドルが注目のレジスタンスだ。この水準を明確に突破して終値をつければ、史上最高値の12万6199ドルまで上昇する可能性がある。

イーサ（ETH）は月曜日に50日SMA（4220ドル）から反落し、高値圏で弱気筋の売りが出ていることを示した。

売り手は価格を下降トライアングルのサポートラインまで押し下げようとしている。この水準は重要な分岐点であり、下抜けして終値をつければ、イーサリアム価格は3350ドルまで下落する可能性がある。

一方、買い手が価格を50日SMAの上に押し上げることができれば、強気転換のサインとなる。ETH/USDTペアはその後レジスタンスラインまで上昇し、そこで再び強い売り圧力に直面するだろう。買い手がこのレジスタンスを突破できれば、次の上昇局面が始まるとみられる。

XRPは、2.69ドルのブレイクダウン水準と20日EMA（2.56ドル）の間で数日間にわたり狭いレンジで推移している。

このような狭いレンジ相場の後には、価格変動が拡大する傾向がある。もし価格が20日EMAを下抜ければ、弱気筋が優勢であることを示す。XRP価格は2.20ドルまで下落する可能性がある。

一方で、2.69ドルを明確に上抜けて終値をつければ、XRP/USDTペアは下降トレンドラインまで上昇するだろう。このラインでは強い売りが予想されるが、突破できれば3.20ドル、さらに3.38ドルまでの上昇が見込まれる。

ソラナ（SOL）は日曜日に20日EMA（196ドル）を上抜けたが、高値圏での持続には苦戦している。

20日EMAが横ばいで、RSIも中間水準付近にあることから、需給のバランスが取れていることがわかる。終値が20日EMAを上回れば、SOL/USDTペアはレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。買い手がこのラインを突破すれば、上昇トレンドの勢いが強まるだろう。

一方で、価格が反落して190ドルを下抜けると、弱気筋が主導権を握る展開となり、ペアは177ドル、さらにチャネルのサポートラインまで下落する可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。