ユーチューブが被告に 仮想通貨の詐欺広告動画の責任問われる

 仮想通貨の投資プラットフォームのビットコネクトに対する集団訴訟で、ユーチューブが被告として追加されたことが3日に明らかになった。仮想通貨関連の詐欺的な広告動画の扱いについて再び議論を呼びそうだ。

 この訴訟は、今年の1月24日に法律事務所のシルバー・ミラーに代表される6名によって起こされた。原告側は、月利40%を謳ったビットコネクトのトークンは、未登録の証券であり、後から参加した出資者からお金を集め以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すいわゆる「ポンジスキーム」を利用しており、77万1000ドルの損失を被ったと主張している。

 コインテレグラフが入手した裁判所の記録によると、ビットコネクトとその関係会社は、ユーチューブで複数のプロモーションビデオを配信。ユーチューブは投資詐欺の可能性があり不適切な内容だったのにも関わらずに削除しなかったため、「数え切れないほどの」のユーチューブ利用者に有害なビデオと違法な投資を勧めたと責められているという。ビットコネクトのアフィリエート映像トップ10は、編集されないままユーチューブで合計7万時間、5800万回も再生されたという。ビットコネクトの詐欺行為に気づいていた利用者もおり、「ビットコネクトの詐欺がこうしておこる」などといったビデオも出回っていた。

 法律事務所シルバー・ミラーのデビット・シルバー氏はコインテレグラフに対してEメールで次のように述べた。

 「この訴訟は、ユーチューブがコンテンツの出版社ということを問題にしているのではない。広告主のビデオがユーチューブ上で明らかに有害な情報を流しているのを確認した後も、行動しなかったことを問題視している」

 原告側は、もしユーチューブがデータベース検索を適切に行っていたなら、ビットコインの有害なビデオを削除できたはずだと指摘している。

 グーグルは3月、仮想通貨関連広告全ての掲載を、今年6月から禁止すると発表した