米アリゾナ連邦検事「仮想通貨取引所にシャドーバンキング」容疑の男の拘留継続求める 

米アリゾナ地区の連邦検事は、仮想通貨取引所にシャドーバンキングを行ったとして起訴されて拘留中の容疑者を、逃亡の恐れがあるとして、引き続き拘留するよう裁判所に求めた。5月1日に公開された裁判所への文書で明らかになった。

先日、ニューヨーク州南地区の連邦検事局(SDNY)は、無認可の送金を行う地下銀行を運営した疑いでアリゾナ州のレジナルド・ファウラーと共謀者としてイスラエル出身のラビッド・ヨセフを起訴した。

今回、裁判所に申請された文書では、レジナルド・ファウラー容疑者を引き続き拘留するよう求めている。世界各地に銀行口座を持ち、海外へのアクセスがあり、その他の事実も含め、逃亡の恐れがあるためとしている。同文書では具体的に以下のように述べられている。

「こういった事実から彼は海外に逃亡する著しい危険性があり、彼の持つ資金調達手段は米国外での支援となり、犯罪調査を無視し、また別の犯罪行為に関与する可能性がある」

コインテレグラフが以前に報じた通り、2018年、ファウラー容疑者は、仮想通貨取引所に法定通貨取引サービスを提供する関連企業に勤務しており、仮想通貨を購入する個人から資金を受け取る銀行口座を開くため、銀行に対して虚偽の説明を行ったという

今回の文書では、「容疑者の提携先の会社が容疑者のシャドーバンクの顧客1人へ8億5100万ドル(約950億円)返却することを怠っている」ともされている。

最近の国際規模の仮想通貨関連の犯罪としては先月、カナダ・トロントの裁判官がオンライン麻薬ディーラーに対し、保有する140万ドル(約1億5600万円)相当の仮想通貨ビットコイン(BTC)すべてを国に支払うよう命じる判決を下した。カナダ史上最大の没収として報道されていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版