ルワンダは、英国に本拠を置くブロックチェーンのスタートアップ企業サーキュラー(Circulor)と提携して、紛争の元にもなっているレアメタルの一種タンタルの採掘を追跡し始めた。サーキュラーが16日発表した。

ルワンダは、スマートフォンやコンピュータなどの家電製品に使われているタンタルの世界有数の生産地。ルワンダの鉱業石油ガス委員会は、サーキュラーとの提携でブロックチェーン技術を使用し、タンタルの製造過程をより透明化にする計画。

ブロックチェーン技術の導入により、「企業が、紛争鉱物による資金調達源を根絶するための国際的義務の遵守」できるよう促進する。

サーキュラーのCEOであるDouglas Johnson-Poensgen氏は、新しい技術の応用が「現在マイナーが負っているコンプライアンスコストの割合を大幅に削減する」と強調し以下のように続けた。

「私たちのブロックチェーンプラットフォームは、購入する製品の材料が、どこから来ているのかについて消費者に理解を促し、倫理的な過程を経ずに得られた材料がサプライチェーンに載るのを困難にする 」

サーキュラーはこの春、ドイツの自動車メーカーであるBMW と提携し、「倫理的に材料が調達されているのを確保するため、いわゆる「クリーンな」コバルトの供給を追跡する」と発表している。