強気転換の条件は？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）の強気派は終値ベースで10万ドルの重要サポートを守り抜いたが、弱気派が依然として圧力をかけている。

強気派はすみやかに20日指数移動平均線（EMA、10万7925ドル）を上抜ける必要がある。これが実現すれば、BTC/USDTペアは50日単純移動平均線（SMA、11万2464ドル）まで上昇する可能性がある。

一方、弱気派は反発局面で売りを仕掛け、ビットコイン価格を10万ドルのサポート下に引きずり込もうとするだろう。もしこの水準を割り込めば、8万7800ドル付近までの深い調整局面に入る可能性がある。

イーサ（ETH）は3350ドルをめぐり、買い手と売り手の激しい攻防が続いている。

弱い反発にとどまる場合はさらなる下落リスクが高まる。現在水準または20日EMA（3738ドル）付近から再び下落し、3057ドルを下抜けた場合、新たな下降トレンド入りのサインとなる。この場合、イーサリアム価格は2500ドル付近まで下落する恐れがある。

反対に、強気派が移動平均線を上抜ければ下方リスクは軽減され、ETH/USDTペアはチャネルの上限まで上昇する可能性があり、調整局面終了を示唆する展開となる。

XRP（XRP）は木曜に一時的な反発を試みたが、20日EMA（2.42ドル）の抵抗を突破できなかった。

弱気派はXRP価格を2.06ドルのサポート以下に押し下げようとするだろう。もしこの水準を割り込めば、XRP/USDTペアは下落トレンドを再開し、1.90ドル、さらには堅固なサポートである1.61ドルまで下落する可能性がある。

一方で、価格が反発して20日EMAを上抜ければ、下値での需要が確認される。そうなればペアは50日SMA（2.63ドル）、さらに下降トレンドラインを目指す展開もあり得る。

買い手はソラナ（SOL）を155ドルの水準で維持しようとしているが、反発が浅いことから、弱気派が小幅な戻りでも売りを仕掛けていることがうかがえる。

価格が再び下落し、終値ベースで155ドルを下回れば、SOL/USDTペアは次の下落局面に入る可能性がある。ソラナ価格は126ドル、さらに強力なサポートである110ドルまで下落する展開も考えられる。

逆に、価格が反発して164ドルを突破すれば、20日EMA（179ドル）に向かう可能性がある。強気派がこの水準を上抜ければ、弱気モメンタムを弱める展開となるだろう。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。