BTC/USDT

強気派は過去数日間、24,276ドルの直上のレジスタンスの上でビットコインを維持することに繰り返し失敗し、弱気派が全力でこのレベルを守っていることが示された。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

価格は20日指数移動平均線(EMA:22,515ドル)まで引き戻されており、これが強力なサポートとして機能する可能性が高い。価格が20日EMAから上昇した場合、強気派は再び直上のハードルをクリアしようとするだろう。

成功すれば、BTC/USDTペアは勢いを取り戻し、28,171ドルへの上昇もあり得る。上向きの20日EMAとプラス圏にある相対力指数(RSI)は、買い手に有利であることを示している。

このポジティブな見方は、価格が下降に転じ、50日単純移動平均線(SMA:21,310ドル)を割り込むと、短期的に無効になる可能性がある。その場合、同ペアは、強気派が守るべき重要な水準であるサポートラインまで下落する可能性がある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、1,700ドルの重要なレベル付近で、強気派と弱気派の厳しい戦いが繰り広げられている。過去4日間、強気派が繰り返しこのレベルを上回ったものの、上昇を継続することはできなかった。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、注意すべき重要なレベルである20日EMA(1,525ドル)まで価格を引っ張ろうとする。ここで価格が反発すれば、センチメントがポジティブに転じ、トレーダーがディップで買っていることを示唆することになる。

そうなると、1700ドルから1785ドルのレジスタンスゾーンを突破する可能性が高まる。その後ETH/USDTペアは、2,000ドル、2,200ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、20日EMAを割り込んだ場合は、数日間、1280~1785ドルのレンジ相場が続く可能性を示唆することになる。

XRP/USDT

XRP価格は、7月30日と31日に0.39ドルの直上のレジスタンスを上回ったが、強気派は高値を維持することができなかった。これは、弱気派がまだ諦めておらず、積極的に0.39ドルレベルを守り続けていることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

徐々に上向きになっている20日EMA(0.36ドル)とプラス領域のRSIは、買い手にやや有利であることを示している。20日EMAから反発すれば、0.39~0.41ドルのオーバーヘッドゾーンを超えて上昇する見通しが高まる。そうなれば、XRP/USDT ペアは 0.48ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、価格が20日EMAを下回ると、トレーダーがこのペアがあと数日レンジ相場が続くと予想して利益確定していることを示す。50日SMA(0.34ドル)を割り込むと、0.30ドルへの下落もあるだろう。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

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