BTC / USDT

強気派はビットコインを20,000ドルの心理的サポートを維持しようとしているが、23,362ドルで強い抵抗に直面している。これは弱気派が諦めず、反発時に売り続けていることを示すものだ。

BTC/USDT日足チャート。出典:TradingView

20,000ドル近くにある時間が長ければ長いほど、そこを下回る可能性が高くなる。弱気派が20,000ドル以下に押し下げた場合、BTCはパニック売りに直面するだろう。そうなれば、BTC価格は17,500ドル、さらには16,000ドルまで下落してしまう恐れがある。

強気派にとっての希望の1つは、相対力指数(RSI)が大幅に売られ過ぎのレベルに落ち込んだことだ。これは、短期的にはリリーフ・ラリーが可能であることを示唆している。強気派が23,362ドル以上にBTCを押し上げた場合、BTCは20日間指数平滑移動平均線(EMA)である26,574ドルにまで上昇する可能性がある。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)は、6月15日のローソク足の長いヒゲから見えるように、強気派は1,014ドルへの下落時に押し目買いをした。しかし、6月16日に弱気派が価格を1,100ドル以下に引き下げたため、回復は短命なものだった。

ETH/USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派が1,000ドル以下に価格を引き下げると、売り圧力が加速し、ETHが900ドルにまで急落する可能性がある。下降している移動平均線は弱気派が有利であることを示しているが、一方でRSIは大幅に売られ過ぎのとなっており、リリーフ・ラリーが間近に迫っていることを示唆している。

持続的な回復を開始するためには、強気派がETHを1,268ドル以上に押し上げてそれを維持する必要がある。このレベルを超えることができれば、ETHは20日間EMA(1,547ドル)に上昇する可能性があり、そこで弱気派は再び激しく抵抗するだろう。

XRP / USDT

リップル(XRP)は6月14日に0.29ドルで反発し、6月15日に0.35ドルに達したが、ここは強固なレジスタンスとなっている。強気派は再び価格を0.35ドル以上に押し上げようと試みている。

XRP/USDT日足チャート。出典:TradingView

強気派が0.35ドル以上に押し上げることができれば、XRPは0.38ドルのレベルにまで回復する可能性がある。ここは注目するべき重要なポイントとなるだろう。ここを突破できれば、50日間単純移動平均線(SMA)である0.44ドルに向けたラリーへの道を切り開くことになるからだ。RSIのポジティブ・ダイバージェンスは、弱気派が主導権を失っている可能性があることを示している。

逆に、XRP価格が現在のレベルから反落し、0.29ドルを下回った場合、下降トレンドの再開につながるだろう。下落時の次のサポートは0.24ドルになる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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