ビットコイン価格分析

ビットコインの価格は過去数日間の値動きから、シンメトリカル・トライアングルパターンが形成されている。通常、シンメトリカル・トライアングルは継続パターンとして機能し、パターン形成前に支配的だった方向への価格のブレイクアウトが起こる。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

ただし、新たなポジションを持つ前に、ブレイクアウトが完了するのを待つほうが良い。というのも、このセットアップは反転パターンとして振る舞うことがあるからだ。

20日指数移動平均線(EMA:28642ドル)が横ばいであることや、相対力指数(RSI)が中間点付近にあることから、強気派と弱気派のどちらにも明確な有利さは見られない。

もし価格が下落し続けて三角保合を下抜けると、短期的な調整フェーズの開始を意味する。BTC/USDTペアは25250ドルまで下落する可能性があるだろう。このレベルでは強気派による激しい買いが入ることが予想される。

一方、価格がサポートラインから反発し、20日EMAを上抜けると、ペアはレジスタンスラインまで上昇するかもしれない。三角保合を上抜けて終値がつけば、32400ドルまでのポテンシャル・ラリーの道が開かれるだろう。

イーサ価格分析

5月1日にイーサリアムはシンメトリカル・トライアングルパターンのサポートラインから跳ね上がり、安値で買いが入ったことを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は価格を移動平均線の上に押し上げ、レジスタンスラインに挑戦しようとするだろう。買いが三角形を突破するような動きが見られると、ETH/USDTペアは2131ドルまで上昇する可能性がある。2000ドルのレベルでのマイナーレジスタンスがあるが、おそらく突破されるだろう。

反対に、現在の水準から価格が下落すれば、弱気派はペアを三角保合の下に沈めることを試みるだろう。もし成功すれば、ペアはパターン目標の1619ドルまで急落する可能性がある。

XRP価格分析

5月1日と2日の下ヒゲは、XRPでの強気派による回復の試みを示している。しかし、買い圧力は持続せず、5月3日に価格は下落した。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、0.43ドルの強力なサポートまで下落を拡大しようと試みる。これが短期的な観点から見て重要なレベルだ。もしこのサポートが崩れると、XRP/USDTペアは0.36ドルまで下落する可能性がある。この水準では、強気派による積極的な買いが入ることが予想される。

それに対し0.43ドルから価格が上昇し、20日EMA(0.47ドル)を上回る場合は強気派が復活する兆候だ。その後ペアはレジスタンスラインまで上昇し、買い手がこの障壁を克服すれば、ペアは0.54ドルまで急騰するかもしれない。