ソラナ（SOL）は先週、6か月ぶりの高値となる209ドルを記録したが、22日には最大16%下落し175ドルまで調整した。その後は反発し、現在は180ドル付近で推移している。複数のテクニカル指標が示すところによれば、260ドルへの上昇トレンドはなお有効と見られている。
チャートパターンが260ドル上昇を示唆
トレーディングビューのデータによれば、SOLは日足チャート上で「ブルフラッグ」パターンを形成している。これは、急騰後に下降チャネルで保ち合う強気継続パターンであり、通常は上方へブレイクアウトし、上昇トレンドの再開につながる。
現在、価格は190ドル付近にあるフラッグ上辺で抵抗を受けている。日足でこの水準を終値で上抜けることができれば、ブルフラッグのターゲットである258ドルに向けた上昇が視野に入る。これは現在価格から約41%の上昇となる。
さらに、2025年後半から形成されてきた週足チャート上の「V字回復」パターンも注目される。V字回復パターンは、急落後の急反発で形成される強気構造であり、ネックラインである260ドルを明確に突破すればパターンが完成する。その場合、現在価格から43%の上昇となる。
相対力指数（RSI）は最近34から54まで上昇しており、強気の勢いが増していることを示している。
また、SOLは週足・日足ともにすべての主要移動平均線の上で推移しており、サポートの堅さが意識される。短期の4時間足でも、100日および200日単純移動平均線（SMA）の上に位置しており、テクニカル的には強気トレンドが維持されている。
アナリストも上値余地を指摘
テクニカルアナリストのジョナサン・カーター氏は、SOLが上昇トライアングルのパターンを形成していると指摘。Xへの投稿では、「日足チャートでの前回のフェイクアウト後、再び上辺の抵抗に挑戦している」と述べ、「このゾーンからの反発が確認されれば、強気構造が裏付けられ、205ドル、225ドル、268ドルといったターゲットが視野に入る」と分析している。
また、アナリストのクリプト・キング氏は、6月22日の124ドルから始まる一連の高値圏形成を評価し、「トレンドラインからの反発は“完璧なバウンス”であり、SOLを過去最高値295ドルに押し上げる可能性がある」と述べている。
トレーダーの見解に加えて、DeFi領域でのシェア拡大、手数料収入の増加、高いトランザクション処理能力といったオンチェーン指標も、ソラナのネットワーク需要を支えている。これらの要因は、SOLの長期価格に対する投資家の信頼感を高める一因となっている。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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