BTC/USDT

ビットコインのリリーフ・ラリーは、50日間単純移動平均線(SMA、20,019ドル)と下降トレンドラインの間のゾーンで強い抵抗に直面している。これは、弱気派が上昇時に売っていることを示しており、価格を18,626ドルまで引き下げようとすることが予想される。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

サポートレベルを試す展開が繰り返されると、そのサポートが弱まる傾向にある。弱気派が18,626ドルの強力なサポート以下にBTC価格を沈めた場合、BTCはパニック売りに直面する恐れがある。その場合、6月の安値である17,622ドルを再び試す展開になる可能性が出てくるかもしれない。

この弱気な見方を覆すには、強気派が下降トレンドライン以上に価格を押し上げ、それを維持することが必要だろう。そうなれば、強気の勢いが増し、22,799ドルまで上昇する可能性が出てくる。このレベルでは、弱気派が強い抵抗を見せる可能性がある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は10月4日以来、20日間指数平滑移動平均線(EMA、1,364ドル)付近で取引されている。弱気派はこのレベルを維持しているが、ポジティブな兆候は、強気派が大きく譲歩していないことだ。これは、買い手が回復がさらに拡大することを期待していることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

買い手が20日間EMAと1,410ドルのレジスタンス以上に価格を押し上げると、ETHは下降チャネルのレジスタンスラインまで上昇するだろう。このレベルでは、弱気派による強い売りを招く可能性がある。

ETH価格がレジスタンスラインから急落するようであれば、チャネル内での値動きが数日間続く可能性がある。

強気派がチャネル以上に押し上げた場合、強気の勢いが増す可能性がある。一方で弱気派が1,220ドルのサポート以下に押し下げれば、売りが強まることになるだろう。

XRP/USDT

XRPは、0.51ドル付近の直上のレジスタンスを突破し、9月23日につけた日中高値である0.56ドルを再ぶ試そうとしている。この水準を上回れば、上昇トレンドの再開を示唆することになるため、上昇局面ではこの水準が重要なポイントとなる。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

上向きの移動平均線とポジティブな領域のRSIは、強気派の方が優勢であることを示唆している。強気派が価格を0.56ドル以上に押し上げると、XRPはさらに勢いを増し、0.66ドルへ上昇する可能性がある。

逆に、現在のレベルや0.56ドルの直上のレジスタンスから下落に転じた場合、弱気派はXRPを20日間EMAまで押し下げようとするだろう。このレベルからの強い反発は買い手に有利な状態を保つことができるが、このサポートを割り込むことになれば、XRPは0.41ドルまで引き下げられる恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています