BTC/USDT
ビットコイン(BTC)は10月20日に18,843ドルのサポートに反発したが、強気派は20日間指数平滑移動平均線(EMA、19,318ドル)のハードルを突破することが出来なかった。これは、弱気派がさらにその姿勢を強化ていることをを示唆している。

BTC価格が18,843ドルを下回り、これが維持された場合、BTC/USDTペアは18,125ドルまで下落する恐れがある。強気派は、18,125ドルと17,622ドルの間のゾーンを積極的に守ると予想される。それができなければ、BTCは下落トレンドを再開する可能性があるからだ。下降局面での次のサポートは15,750ドルとなるだろう。
10月21日のローソク足に長い下ヒゲとなっており、18,843ドル以下の下落時に買いが入っていることがわかる。強気派は移動平均線以上に押し上げようとするだろう。50日間単純移動平均線(SMA、19,616ドル)を上抜ければ、20,500ドルへの上昇の可能性がある。このレベルを上回ると、22,800ドル、そして25,211ドルへの力強い回復の始まりの合図となるため、注目すべき重要なレベルである。
ETH/USDT
イーサ(ETH)は、20日間EMA(1,313ドル)を超えて上昇するのに苦戦しているが、強気派が1,263ドルのサポート以下に下回るのを防いでいることは、プラス材料ではある。

ETH価格が現在の水準から上昇に転じ、20日間EMAを上抜けた場合、ETH/USDTペアは、下降チャンネルの下降トレンドラインまで上昇する可能性がある。強気派は、新たな上昇の始まりを示すために、このレジスタンスラインを上抜ける必要があるだろう。
逆に、下落を続け、1,220ドルから1,190ドルのサポートゾーンを割り込むと、売りが強まり、1,000ドルの心理レベル、そしてチャンネルのサポートラインまで下落する恐れがある。
XRP/USDT
XRPは、10月20日に対称型トライアングルパターンを下回って急落したが、ローソク足の長いヒゲは、50日間SMA(0.43ドル)への下落を強気派が買っていることを示すものである。10月21日に買い手が再び50日間SMAを防衛した。

20日間EMA(0.46ドル)は下降に転じ、RSIはネガティブな領域に入り込んでおり、弱気派がわずかに優勢であることを示している。現在のレベルや20日間EMAから下落に転じた場合、弱気派はXRP/USDTペアを0.41ドルまで引き下げようとするだろう。このレベルでは、強い買いが入る可能性が高い。
上昇局面では、20日間EMAを上回れば、最初の強気の兆候となる。その後、同ペアは0.51ドルまで上昇し、その後レジスタンスラインまで上昇する可能性がある。トライングルを上回れば、上昇トレンドの再開の見通しが強くなるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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