ニューヨーク最高裁判所は、ニューヨーク州の司法長官と仮想通貨取引所ビットフィネックスの裁判を扱う権限があることを確認し、ニューヨーク州の司法長官に調査を続けることを許可した。
ビットフィネックスは、ニューヨークでの営業をめぐってニューヨーク州の司法長官と争っていた。ニューヨークでは営業していないと主張するビットフィネックスに対して、ニューヨーク州の司法長官は利用者のIPアドレスなどからニューヨーク営業の証拠を指摘していた。
ニューヨーク最高裁判所は、調査中に管轄権の問題を持ち出すのは時期尚早というニューヨーク州の司法長官の主張に反対。「証拠と適切な法律に基づき、最高裁判所がこの裁判を裁く権限(明らかな法的義務)を持っている」と述べた。
同時にNYで営業していないからニューヨーク最高裁判所に管轄権がないとするビットフィネックスの主張も退けられた。
ビットフィネックスらとニューヨークの司法長官の裁判によって、テザーの供給量が変わり、ビットコイン価格にも影響を与えているという見方も出てている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版