仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は8日に配信したAMA(なんでも聞いて)で、今後10日以内に「バイナンス・クラウド」を発表すると明らかにした。
「バイナンス・クラウド」がどういったサービスになるのかは明らかにされなかった。ただ、現在同社はクラウドのエンジニアやアーキテクチャのチームで「シニア・クラウド・エンジニア」の募集をしている。
この求人によると、「高度なクラウドコンピューティングプラットフォームでの大規模で、パラレル、高可用性をもつコンピューティングシステム」であり、「ビジネス上、重要なクラウドベースアーキテクチャを改善、スケーリング、自動化できる人」を募集している。
一般消費者向けに製品になるかは不明だが、AMA後にCZは雲のGIF画像をツイートし、新サービスへの期待感を示している。
https://t.co/FagWNx3whH pic.twitter.com/Z01RuSES3P
— CZ Binance 🔶🔶🔶 (@cz_binance) February 7, 2020
今後も先物の発表など積極的に動くバイナンス
また10日にはバイナンスコイン(BNB)先物が開始される。レバレッジは50倍だ。バイナンスは最近、毎週のように先物商品を発表するなど積極に動いている。
ユーザー層を広げる取り組みも進める。13日にはインドの取引所ワジールX(WazirX)のP2P取引プラットフォームをシステム統合。
この統合により、バイナンスユーザーはバイナンスのアカウントとワジールXのアカウント間で即座に資金が移動できるようになるほか、バイナンスのアカウントを使用してワジールXに直接サインインができるようになる。
さらに6日の発表では仮想通貨チャートサービスのトレーディングビューの元最高執行責任者(COO)だったイスカンダル・マリコフ(Iskander Malikov)氏を採用し、欧州での法定通貨と仮想通貨のゲートウェイ拡大にも乗り出している。バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは1月2日のブログの中で、最終的に世界180にのぼる法定通貨に対応していく考えを表明している。
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