分散型金融（DeFi）プラットフォームであるワンダーファイ・テクノロジーズ（WonderFi Technologies）は、仮想通貨取引所コインベリー（Coinberry）を3800万カナダドル（約3840万円）で買収し、カナダでの事業を拡大する計画だ。今回の買収が完了すれば、ワンダーファイ傘下で2つ目の取引所となる。

ワンダーファイは最近、ビットバイ（Bitbuy）の親会社を2億600万カナダドル（約208億円）で買収したばかりだ。

投資家であり、米人気番組『シャークタンク』への出演で有名なケビン・オレアリー氏はワンダーファイへの投資家でもある。同氏は今回のコインベリー以外にも「さらにいくつかの、大きな」買収があると語っている。

オレアリー氏によると、今回の買収によっても従来の顧客はこれまで通りにプラットフォームを使用できるという。同氏は、コインベリーが規制に基づいており、グローバルなステージでも競争力があると強調した。将来的には各プラットフォームでさらなる機能を追加する計画だという。

コインベリーの買収により、ワンダーファイはカナダの6つの認可された取引所のうち2つを保有していることになる。

オレアリー氏はもともとビットコインに懐疑的な投資家だったが、その後ビットコイン支持者に変わった。昨年にはメディアとのインタビューの中で、仮想通貨の保有量が金のポートフォリオを上回ったと明らかにした。