イランの産業貿易供給省の副大臣サイード・ザランディ氏は、米議会がイランの仮想通貨とビットコインマイニングへのアクセスを止めようとしていると発言した。地元ニュースサービスのAl-Farsが6日に報じた。

ザランディ氏によると、米議会は仮想通貨を経済制裁を避けるツールと考え始めており、イランの仮想通貨に対するアクセスを制限する法律の制定を検討している。

2018年12月、米国議会の上下院では仮想通貨を含むイランの不当な資金調達方法を対象にした法案が提出された。双方とも通過していない。

イランにおける仮想通貨の規制はまだはっきりしていないが、ザランディ氏はイランの中央銀行と協力して仮想通貨利用に関する問題解決に向けて動いているそうだ。

マイニングに対するイラン政府の姿勢は明確ではない。

先月28日、イラン当局が2ヵ所の仮想通貨マイニングファームから約1000台のビットコイン(BTC)マイニング機器を押収したと報じられた。また先月25日には、電力供給網の不安定化への懸念からイラン政府はマイニングへの電力供給遮断する意向を示していると報じられた

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版