ゴールドマンサックスのデービッド・ソロモンCEOは、決済の未来はブロックチェーンにあるとし、その流れに「間違いなく」乗りたいという見解を示した。27日付のフランスメディアLes Echosが報じた。またJPモルガンのJPMコインのような独自仮想通貨発行についてゴールドマンサックスも興味を持っていると示唆した。

ソロモン氏は、世界の支払いシステムは、米ドルなど法定通貨と連動するステーブルコインを使う流れになっていると分析。フェイスブック社との間でリブラについて話したかについて明言は避けたものの、「興味深く」みており、ゴールドマンサックスもトークン化について「広範囲にわたる研究」を行なっていると述べた。

また、JPモルガンのJPMコインのような独自通貨発行計画があるかという問いに対しては、次のように答えた。

「世界中の全ての大手金融機関は、トークン化、ステーブルコイン、スムーズな決済の可能性に興味を持っていると思うよ」

ゴールドマンサックスは、昨年8月から仮想通貨のトレードデスクを開設計画を中止したかどうかを巡って話題になった

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